モンゴル出身の有名力士たちも訪れる本格的なモンゴル料理店

モンゴル出身の有名力士たちも訪れる本格的なモンゴル料理店

福岡のインフルエンサー・デビ高橋さんが「UMAGA」で連載する「デビ高橋のごぶさたしてます」。第12回は博多駅前にある、モンゴル出身の有名力士たちも訪れる本格的なモンゴル料理店「オルドス家」です。

「オウラザグイマシオダラ」
モンゴル語で「ごぶさたしてます」はこう言うらしい。むっ、難しい! 


店の外壁に手書きのような文字で大きく「オルドス家 本場モンゴル料理」と書かれているので、初めての人はびっくりするに違いない。そんな「オルドス家」に伺うのは実に3年ぶりだ。ここはモンゴル出身のご夫婦が営まれている本格的なモンゴル料理店で、大相撲の九州場所の時期にはモンゴル出身の有名力士たちが訪れるほど。壁には力士や著名人の写真がずらっと飾ってある。

笑顔がチャーミングな奥さんのスチンタナさんはモンゴルのオルドス地方出身で、1998年に留学のため来福し、九州産業大学卒業後、そのまま日本で就職した。
故郷のモンゴルに一時帰国した際に、軍人で料理人のブヘさんと知り合い、日本に連れてきたそうだ。一時期はモンゴルに帰ろうかと思ったこともあったが、日本が大好きだったのと、旦那さんのブヘさんの後押しもあり、2011年に「オルドス家」をオープンした。当時、外国人のスチンタナさんが日本で飲食店を開業するのは大変で、費用や物件探しでずいぶん苦労されたそうだ。その後、スチンタナさんは2016年に帰化して日本人となった。


人気のメニューは羊肉のスペアリブをモンゴルの岩塩のみで焼いた「シャルサンマハ」(左・770円・写真は2枚)。食べ方は手で持ってかぶりつくのがオススメ。肉々しくて噛めば噛むほど肉の旨味が口の中に広がる逸品で、モンゴル出身の有名力士たちは必ずこれを食べるらしい。

右の「チャンスンマハ」(1,100円)は羊肉を塩ゆでしたもので、モンゴルでは毎日のように食べられている料理らしい。骨付きが一般的だが、この店では食べやすいように薄切りにしてくれている。これはハマるよ。


新メニューの「オンツマハ」(左・2,690円)は、一頭の羊からわずかしか取れない貴重な部位を長時間かけて燻製風に仕上げたもの。臭みがなくて歯切れがよいチャーシューのような感じ。

右の「ホーショラ」(1個330円・2個~)は揚げ餃子で、外はカリっとしており、中には牛肉と野菜の餡がはいっていてスパイシー。注文が入ってから包んで揚げるので、時間は少々かかるがめちゃめちゃうまい。


左の「ウルグストヘムヘ」(500円・写真は2人前)はきゅうりのサラダで、肉料理が続いた時の箸休めに嬉しい一品。モンゴル人の食生活は乳製品と肉が主で野菜や果実はほとんど食べないらしいので、実はこれは日本人向けのメニューなのだ。

あの「うどんMAP」でも紹介されたメニュー「チョイワン」(右・1,100円)は、モンゴルの名物料理で、モチっとした手作りの麺にじゃがいも、牛肉、野菜を合わせたもの。ここでは日本人向けにニラやニンジンが入っているが、モンゴルでは白菜漬けが入るのが一般的らしい。

いろいろ料理を紹介したが、ここはやっぱりコースがお得かも。人気の「チャンスンマハ」や「ホーショラ」「ホルホグ」が入った全7品の「関脇コース」は、なんと2500円だよ。

ここには20種類以上のモンゴルの民族衣装があり、無料で着ることができる。これらはコスプレ用の衣装ではなく、モンゴルでは正装にあたるものらしい。モンゴルの文化を広めたいというご夫婦の想いがあるので、恥ずかしがらずに是非着てみてほしい。

以前は10人以上で伺って、モンゴルの民族衣装を身にまとい、「マネードイレレ」というイベントの歌をみんなで歌いながら、オルドスのウォッカを回し飲みして盛り上がったなぁ。旦那さんのブヘさんが音頭を取って盛り上げてくれるので、ウォッカがスイスイ飲めてしまうんよ。今はコロナ禍でそんな事はできなくなってしまったが、落ち着いたらみなさんも是非大人数で盛り上がってほしい。

《オルドス家》
福岡市博多区博多駅前3-7-9
092-483-1403

デビ高橋
福岡グルメや福岡ランチを紹介しているブログ「デビログ」を運営。「お肉博士1級」の資格も持ち、グルメ関連のキュレーター・講師・審査員を務めたり、福岡のテレビ・ラジオで活躍中。著書は「15年間毎日外食して、1万軒を食べ歩いた『デビログ』が見つけた福岡グルメの答え全100店」(KADOKAWA)。インスタID:devi_takahashi

店舗名:オルドス家
ジャンル:各国料理
住所:福岡市博多区博多駅前3-7-9
電話番号:092-483-1403
営業時間:18:00~OS23:00
定休日:日曜
席数:座敷30席
個室:なし
メニュー:シャルサンマハ770円、チャンスンマハ1,100円、オンツマハ2,690円、ホーショラ1個330円、ウルグストヘムヘ500円、チョイワン1,100円、関脇コース全7品2,500円、大関コース全8品3,000円、横綱コース全9品3,500円、黒霧島450円、黒霧島ボトル2,500円、生ビール550円、ウォッカ700円、角ハイボール500円
URL:https://www.ordos-fukuoka.com/

THE WRITER

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