PageTopButton

私の森が消えた!~森林盗伐問題を追う~

2017年第15回
制作:MRT宮崎放送
ディレクター:田中 久泰

森林面積が、県全体の76%を占める宮崎県。 林業は、県の代表的な産業の一つで、スギの素材生産量は26年間全国一位を誇っている。
ところが、その宮崎県で、スギやヒノキの人工林が、所有者に無断で相次いで伐採されている。
切り出された丸太は、木材市場で売却され、伐採にかかわった業者たちが、その利益を不当に得ている。
このため、被害を受けた所有者たちは、「無断伐採は森林窃盗罪にあたる」として、業者たちの逮捕を求めているが、県内では、事件としてほとんど立件されず、過去5年間に逮捕されたものはいない。
被害者は、業者との示談に応じるか、泣き寝入りしている。
宮崎県産のスギは、「みやざきスギ」というブランド名で、販路拡大などに力が入れられている。しかし、無断伐採を防止する抜本的な対策はなく、こうした状況が続けば、「不当に流通している木材」として、イメージの悪化も懸念される。なぜ、宮崎県内で、無断伐採が広がったのか。
被害者の思いを辿りながら、その実態と背景に迫る。

各局の放送予定

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう