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中村晋也~89歳の使命

2016年第7回
制作:MBC南日本放送
ディレクター:豊平 有香

鹿児島市在住の彫刻家、中村晋也さん(89)。
「彼の彫刻が無い都道府県の方が珍しい」と言われるほど、国内問わず海外にも数多くの作品を残している。2007年には文化勲章を受章し、名実ともに日本を代表する彫刻家の一人となった。

彫刻家・中村晋也の名が広く知れ渡るきっかけとなったのは、1979年に鹿児島市中心部に完成した、大久保利通像だ。実はこの像には、知る人ぞ知る ‘仕掛け’が施されている。
それは、大久保の墓を訪れたときに感じたことを、中村さんなりに形にしたものだった。
去年秋、中村さんは奈良・薬師寺を訪れた。ここには、自身が制作し奉納された像がある。釈迦の弟子の中でも卓越した10人「釈迦十大弟子」と、大乗仏教の教えの基礎を築いた兄弟「無着(むじゃく)」と「世親(せしん)」。
制作にあたって、インドやネパールなど何度も旅を重ねた。
そのうち、80歳を過ぎた中村さんの心に、ある「願望」が芽生える。
「何年かかるかわからないけど、やってみたい」
とどまることを知らない89歳の情熱の源はどこにあるのか、その姿に迫った。

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