人の一生は煩悩に翻弄されながら 歩き続けて終焉を迎える しかし迷うが故(ゆえ)に 人の道は変化に富む 善行を施す時があれば 平気で噓を付き 悪事も働く 大切なのは 悪に染まらぬことだ 気紛れでもいいから 偶(たま)には人助けなどしてみよう
定まった道を 実直に進むのは 世間的には良しと見做(な)される しかし正直 余り面白みは感じぬ 脇道に逸(そ)れたり 道草を食ってもいいではないか 無駄と思われる道を辿(たど)った経験も 何時か役に立つ 気紛れで選んだ道が 福に転ずることもあるだろう