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被災地を元気に!笑顔を届ける活動とは?

発掘ゼミ!! 93限目は「被災地を元気に!笑顔を届ける活動とは?」。本日はゼミ生の太田江莉奈さんが担当し、福岡大学と創価学会の活動について紹介しました。

笑顔を届ける ボランティア活動(福岡大学)

福岡大学では2014年の東日本大震災の支援活動を行うため、「災害復興架け橋隊」という名前でボランティア団体を結成。結成当時は4名からのスタートでしたが、今では115名まで加入者が集まり、現在は全国各地へ出向きボランティア活動を行っています。
参加者の加入動機も様々で、高校生の頃からボランティア活動に興味を持っている方や、ただボランティア活動を行うだけでなく、ボランティア活動を通して自分の知らない地域のことを知れるということが今後のメリットに繋がると考え参加している方など様々。

現在はコロナウイルスの関係で1回のボランティア活動につき20名程度で参加されているとの事でしたが、今後は加盟者も100人を超える大所帯になってきたので「災害復興架け橋隊」から支援活動の提案を行っていくことも検討されているとのことでした。

番組では、2012年に北九州北部豪雨の被災地となった八女市星野村での農業ボランティアに参加に密着。炎天下の中、森の整備やブルーベリーを収穫するなどの復興支援に協力していました。学生たちと一緒にボランティア活動に参加されている地元の方からも「1+1が3にも4にもなっている」「自分が若い頃はボランティア活動なんてしていなかった」と大変喜ばれていました。
実際にボランティア活動に参加した学生の方からも「良い経験になるし地域の方が喜んでくれる。」「ボランティア活動を通して、現地の方から色々な話を聞けるのが楽しみ。」「ボランティア活動を終えた後に地元の方から感謝の言葉をいただくのが一番の励み。」など、参加者も目的をもってボランティア活動に参加されていることを実感しました。
これまで被災地でのボランティア活動を始め、被災地の特産物を購入して福岡大学で販売したり、被災地の食材を使って自分たちで調理した学食メニューを考案してきた「災害復興架け橋隊」。今後はコロナウイルスの関係で活動制限されていることを考え、リモートでできる防災活動を視野に入れて団体としての活動の幅を増やしていくそうです。

笑顔を届ける 本の寄贈活動(創価学会)

私たちの記憶にもまだ新しい2020年7月3日~31日に発生した日本各地で発生した集中豪雨。福岡県大牟田市でも3時間で252ミリというこれまでに経験したことのない雨量を観測。大牟田の市街地の広範囲が浸水するなどの被害を受けました。
日本各地でボランティア活動や幅広い支援活動に取り組んでいる「創価学会」では、熊本県へ1,000万円を寄託したり、各地で支援物資の提供・清掃ボランティア活動や、無料の音楽コンサートなどを行ってきたそうです。
今回は集中豪雨の被害を受けた大牟田市の小学校2校にそれぞれ300冊の本を寄贈。創価学会では1974年から47年に渡り日本各地に本を寄贈する活動を行っており、これまでに全国1316校に累計53万冊以上の本を寄贈しているとのこと。この2校には向こう5年間定期的に本を寄贈する計画になっているそうです。
本を寄贈された小学校の生徒たちも本好きの子も多く、「歴史とかいろんな昔の人のことについて本を読みたい。」「長い文章の本とかを夏休みとか長い休みに読んでみたい。」など、本の寄贈を大変喜んでいました。

先生たちも「読書に関する関心を高めるとともに、本を通して新しい知識や教養を身につけてほしい。」「デジタル化が進んだとしても本のページをめくる事で、本の世界に子供たちが浸って色んな感性を教わっていけたらと思う。」などコメントされていました。

発掘ゼミ!!93限目では、復興支援をしている2つの団体を発掘しました。
今回の放送で福岡だけで見てもまだ災害復興がなされていない地域があること、ボランティアと一言でいっても現地に行くだけでなく、小学生への本の寄贈、防災のフリースクール、被災地の商品・食材で物産店を開くなど様々なボランティア活動があることを知りました。このようなボランティアの活動を通して、今まで以上に被災地の方の笑顔が増えていく事を願います。

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