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水中を光で会話!? 沖縄の海が生んだ夢の通信技術!!

水の中で自由に会話ができたら・・・
そんな夢をかなえる世界初の技術、水中可視光通信。
水中で声を目に感じられないほど速いLEDの点滅に変換し、相手に届ける仕組みだ。
世界に誇るこの技術は、沖縄の青い海で生まれた。開発したのは、県内のIT企業で技術担当を務める上間英樹さん(46歳)。

「沖縄の海とITを結び付け、独自の技術を生み出したい」、社長の新川直正さん(49歳)と共に熱い思いを抱き、研究を続ける中、ある日、光で通信を行う“可視光通信技術”に出会う。「これを海の中で使えないだろうか…」挑戦が始まった。地上ではうまくいく可視光通信も、海中という特殊な環境で難題が相次ぎ、開発は困難を極めたが、音質や光の色を試行錯誤し、ついに成功。

ダイバー同士、ダイバーと船上との会話を可能にし、マリンレジャーのツールとしてだけでなく、消防や海上保安庁、不発弾の海中処理を行う自衛隊、サンゴの保全活動など活用のすそ野は広がっている。

夏には一般向けの発売も目指す。開発への熱意の背景にあるのは、失業率が全国最悪レベルの沖縄で、産業を生み出したいという強い思いだ。
改良に向け上間さんたちの地道な努力が続く。

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