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ローカルな活動で世界を変えよう! SDGグローバルフェスティバル 3月25日・26日オンライン開催

国連が、毎年ドイツのボンで開催してきたSDGグローバルフェスティバル。今年初めて、日本からも発信します。セッションのひとつに、私たちRKBもモデレーターとして参加しました!テーマは「ローカルな活動で世界を変えよう」、4人のパネリストに話を伺っています。

福岡で生ごみを堆肥化し資源の循環に取り組んでいる、「ローカルフードサイクリング」のたいら由以子さん。水路の再生を実現したフィリピンのエルド村長、ジンバブエからは、女性や子どもたちにIT技術を提供し貧困の解消をめざすムクさん。そして、今回日本側のホストである神奈川県の黒岩知事を迎え、それぞれの活動を共有しました。
高藤 秋子 RKB毎日放送テレビ制作部長。1996年 RKB毎日放送入社。アナウンス部、報道部でキャスター、記者として勤務後、2011年から2015年までJNNソウル支局の特派員として韓国で、政治・経済・文化・南北問題などを取材。帰国後は、報道部でデスク、ニュースの編集長などを経て、現在、テレビ制作部長・SDGs推進室副室長。
エルド・カシーニョ エルド氏はカガヤン・デ・オロ市のバランガイ22の村長であり、ハプサイ・サパと呼ばれる堀(11km)の水路再生事業に参加。2014年に国連ハビタットが支援したバランガイ22の堀沿いに側道を設ける帯状公園整備事業でもコミュニティの代表として重要な役割を担い、住民や自治体等の関係機関と連携し事業の推進に貢献した。市が発行する衛生証明書取得のため住民の継続的な清掃活動を習慣づける等、村長としてハプサイ・サパ事業成果を持続させるための規律や地域活動の制定にも携わった。ハプサイ・サパ事業は、2018年にアジア都市景観賞を受賞。村長の傍ら、一般企業で電気部門の監督や労働組合長としても活動中。
ムクドゼイシェ・シャイリーン・シャンテル・カスクサ インパクトハブ・ハラレオペレーション調整官。テクノロジーに高い関心があり、ジンバブエのカソリック大学で経営管理と情報技術を学ぶ。2019年に開かれた初のロボット・コンテストではボランティアを務め、最近はテクノロジー関連の多様なプログラムを企画し教えている。社会的インパクトをもたらすために技術を活用するという高い目標をもち、テクノロジーに関心を持つようになった。将来は、特に少女たちにテクノロジー関連の技術を学ぶ機会を与えるような重要な役割を果たす組織で貢献したいと考えており、そうすることで社会課題の多くを解決できると考えている。
たいら 由以子 ローカルフードサイクリング株式会社代表取締役。1997年堆肥づくりの普及を開始。「持続可能な栄養循環がわたしたちの命を支える」という信念とともに、2003年、NPO循環生活研究所を設立、都市型のコンポスト開発のため地産型基材開発研究や普及、農業との連携等に取り組む。コンポスト人材養成支援事業を通じて教育の現場や海外からの研修生も対象に全国規模で普及活動を行う一方、生ごみ資源化100研究会を主宰し内外の優れた事例研究、新しい連携のモデルや技術の研鑽を重ねる。2019年にはローカルフードサイクリング(株)を設立。LFCコンポストを開発し、都市のベランダからできる毎日のエコ活動や有機野菜を作る安全安心な暮らしを提唱。日々精力的に活動を続けている。
黒岩 祐治 神奈川県知事(第三期)。1954年生まれ。 誰もが元気で長生きできる「いのち輝く神奈川」の実現に向け、神奈川県が直面する超高齢社会を乗り越えるモデルづくりに力を注ぎ、「ME-BYO(未病)」コンセプトの普及に取り組む。SDGsのローカライゼーションを促進するため、自治体主導でSDGsを推進する「SDGs日本モデル宣言」を全国に呼び掛け、401自治体の賛同を得ている。地方自治体としては国内で初めて、国連開発計画(UNDP)と連携趣意書を締結し、SDGs達成に向けて連携して取り組んでいる。現在、新型コロナウイルス感染症対策に注力しており、感染症対策の日本のリード役を担っている。
気候変動、貧困、ジェンダー平等・・・国連が定める17の目標はとても大きくて難しい課題です。だからこそ、達成のためには、国だけでなく、住民が主体となって身近なところから活動することが重要であると、実感しました。いずれもローカルな活動が成功している事例です。

配信は、3月26日(金)17:15~18:00(日本時間)

本イベントは終了しました。ご参加ありがとうございました。
ライブ配信の映像がYouTubeで配信されております。
ご参加いただけなかった方は是非ご視聴ください。

このセッションが、私たちのあすからの行動につながる有意義な時間になることを願っています。ぜひご覧ください。

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