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海洋資源の秘めた力を見つけ出せ!

多様な生物が暮らす沖縄の海。この海洋資源を独自の採取技術を駆使して集め、薬やサプリメントなどに活用しようと取り組んでいる企業がある。沖縄県うるま市にあるオーピーバイオファクトリーだ。
会社の代表を務める金本昭彦さんがこれまでに海洋資源から集めてきたサンプル数は約2万。海に特化してこれだけ集めているのは、日本でも少ないという。なぜ沖縄の海にこだわるのか?そこにはある狙いがあった。

歴史的に医薬品は陸上の資源を使って開発が進められてきたが、近年新しいものが見つかりにくい状況になっている。一方、海の資源についてはまだまだ未知の可能性が数多く残されている。特に、世界の海に生息している生物(既知種)のうち14.6%は日本の海から報告されている。なかでも亜熱帯地域の沖縄の海は多種多様な生物が暮らしている。そこに金本さんは目をつけたのだ。

金本さんは沖縄の海について「生物の多様性が高く、まだまだ宝がたくさん眠っている」と期待をこめる。沖縄の海洋資源から一体どんな化合物が発見されたのか!?
取材先:オーピーバイオファクトリー(株)
代表者:代表取締役・金本昭彦(カナモト・アキヒコ)さん
住所:沖縄県うるま市字洲崎5番8 沖縄ライフサイエンス研究センター107
電話:098-989-8744
HP:http://www.opbio.com/

取材後記

「沖縄の海洋資源を集めて、世界一のライブラリーを作る」
金本さんが私に語ってくれた言葉です。高校を卒業して以来、化学の分野に触れる機会があまりなかった私は、この取材について難航するかもしれないと直感しました。
なぜなら、金本さんがお話しする内容は専門的な言葉が飛び交い、
理解できないことが多々あったためです。

しかし、その不安を吹き飛ばすほど、金本さんの話には、常にワクワク感がありました。
一旦、取材を終えましたが、今でもこの広大な海から一体どんなものが見つかるのか、
わくわくしています。」

担当:RBC琉球放送 當銘陽磨

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