タイの動物といえば? と聞かれたら、まず思いつくのは「象」ですよね。きっと世界中の誰もがそう答えるでしょう。それほどタイの人々と象との間には、とても長く深い繋がりがあります。
タイのほとんどの人が信仰している仏教では、「ブッダの母はある日、白い象がお腹に入る夢を見て、ブッダを身ごもったことを知った」という話があります。これはタイでは誰もが知る逸話で、宗教的にも象は大切にされてきました。
また歴史的にも、ある時は戦場で、ある時は林業で、そして現代では観光業でと、象は大変な働き手として、タイの人々と深く関わってきました。
タイには欠かせない特別な存在の象。今、ある困難に直面しているといいます。
今回はそんな象たちと触れ合う旅に、タイ在住の芸人・あっぱれコイズミさんが案内してくれます。
タイ北部の主要都市チェンマイから、車で1時間ほどのところにある施設「Elephant Pride Sanctuary」(エレファント・プライド・サンクチュアリー)。
広大な原生林の中、より自然に近い状態で象の保護をしています。
早速、餌やりにチャレンジしてみましょう。
「早くちょうだーい」と言わんばかりに鼻を伸ばすダラーちゃん。持っているバナナを器用に房ごとグイっと掴み、いっきにモグモグ。うーん、いい食べっぷりです。
大人の象は、1日になんと200㎏~300㎏の餌を食べるんだそうです!
生後7か月の赤ちゃん象・ティアちゃんはとっても甘えん坊。あっぱれさんの腕に鼻をグルーンと絡ませて離そうとせず、ほどくことができません。
さすが、赤ちゃんでもすごいパワーですね!
さぁ、今度はお散歩の時間。すると象たち、歩きながらちょっと不思議な行動を始めましたよ。
地面の赤い土を鼻で持ったと思ったら、なんと自分の背中にかけ始めました。
この行動、実はこのように赤土を自ら浴びることで、体についた虫などを追い払っているんだそう。なるほど! きれい好きなんですね~。
そんなきれい好きな象たちが向かった先は、川。次々と川の中に入り、みんな楽しそうに水遊びを始めました。
水浴びは、皮膚の乾燥を防いだり、ほてった体を冷やしたりする効果があります。
あっぱれさんたちも体を洗うお手伝い。みんな思い思いに水遊び、気持ち良さそう!
さて水浴びが終わるともうひと仕事。次は、象たちの体に泥を塗っていきます。
まさに天然の泥パック! こうして泥や砂を体にこすりつけると殺虫効果があり、野生の象も同じような行動をするそうですよ。
以前はこのように象たちと触れ合えるツアーが観光客に大人気でしたが、コロナ禍によって施設の収入は全くなくなってしまいました。今、タイの象たちは危機的な状況にあります。
タイには現在、3,900頭もの象がいます。そしてそのほとんどが観光業に従事していました。コロナ禍でほぼ失業状態となり、保護施設は収入がない中で、なんとかやりくりしながら餌代を捻出しています。
しかし1頭当たりの餌代にかかるのは月に3万バーツ、日本円で10万円ほどにもなります。これはタイの人たちの平均月収とほぼ同じ額です。
そんな中、エレファント・プライド・サンクチュアリーでは、その餌代を捻出するために一部の象舎の屋根を売り払わざるを得ませんでした。
実は今回案内してくれたあっぱれさん、その事実を知ってこの施設の支援をしています。今回ダラーちゃんにあげた餌のバナナも、自ら市場で購入して寄付したものだったんです。
タイにとって特別で、とても大切な象たち。
この現状を知ることから始めて、タイが大好きな日本の私たちにも、何かできることがあるかもしれません。
そして時が来たら実際に現地に足を運んで、また以前のように元気な象たちと触れ合えますように。
タイのほとんどの人が信仰している仏教では、「ブッダの母はある日、白い象がお腹に入る夢を見て、ブッダを身ごもったことを知った」という話があります。これはタイでは誰もが知る逸話で、宗教的にも象は大切にされてきました。
また歴史的にも、ある時は戦場で、ある時は林業で、そして現代では観光業でと、象は大変な働き手として、タイの人々と深く関わってきました。
タイには欠かせない特別な存在の象。今、ある困難に直面しているといいます。
今回はそんな象たちと触れ合う旅に、タイ在住の芸人・あっぱれコイズミさんが案内してくれます。
タイ北部の主要都市チェンマイから、車で1時間ほどのところにある施設「Elephant Pride Sanctuary」(エレファント・プライド・サンクチュアリー)。
広大な原生林の中、より自然に近い状態で象の保護をしています。
早速、餌やりにチャレンジしてみましょう。
「早くちょうだーい」と言わんばかりに鼻を伸ばすダラーちゃん。持っているバナナを器用に房ごとグイっと掴み、いっきにモグモグ。うーん、いい食べっぷりです。
大人の象は、1日になんと200㎏~300㎏の餌を食べるんだそうです!
生後7か月の赤ちゃん象・ティアちゃんはとっても甘えん坊。あっぱれさんの腕に鼻をグルーンと絡ませて離そうとせず、ほどくことができません。
さすが、赤ちゃんでもすごいパワーですね!
さぁ、今度はお散歩の時間。すると象たち、歩きながらちょっと不思議な行動を始めましたよ。
地面の赤い土を鼻で持ったと思ったら、なんと自分の背中にかけ始めました。
この行動、実はこのように赤土を自ら浴びることで、体についた虫などを追い払っているんだそう。なるほど! きれい好きなんですね~。
そんなきれい好きな象たちが向かった先は、川。次々と川の中に入り、みんな楽しそうに水遊びを始めました。
水浴びは、皮膚の乾燥を防いだり、ほてった体を冷やしたりする効果があります。
あっぱれさんたちも体を洗うお手伝い。みんな思い思いに水遊び、気持ち良さそう!
さて水浴びが終わるともうひと仕事。次は、象たちの体に泥を塗っていきます。
まさに天然の泥パック! こうして泥や砂を体にこすりつけると殺虫効果があり、野生の象も同じような行動をするそうですよ。
以前はこのように象たちと触れ合えるツアーが観光客に大人気でしたが、コロナ禍によって施設の収入は全くなくなってしまいました。今、タイの象たちは危機的な状況にあります。
タイには現在、3,900頭もの象がいます。そしてそのほとんどが観光業に従事していました。コロナ禍でほぼ失業状態となり、保護施設は収入がない中で、なんとかやりくりしながら餌代を捻出しています。
しかし1頭当たりの餌代にかかるのは月に3万バーツ、日本円で10万円ほどにもなります。これはタイの人たちの平均月収とほぼ同じ額です。
そんな中、エレファント・プライド・サンクチュアリーでは、その餌代を捻出するために一部の象舎の屋根を売り払わざるを得ませんでした。
実は今回案内してくれたあっぱれさん、その事実を知ってこの施設の支援をしています。今回ダラーちゃんにあげた餌のバナナも、自ら市場で購入して寄付したものだったんです。
タイにとって特別で、とても大切な象たち。
この現状を知ることから始めて、タイが大好きな日本の私たちにも、何かできることがあるかもしれません。
そして時が来たら実際に現地に足を運んで、また以前のように元気な象たちと触れ合えますように。
映像提供:あっぱれ!タイランド Appare THAILAND
レポート:あっぱれコイズミ、文:軽部 明香里
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