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[特集]来年の新1年生向け…最新“ラン活”事情

まもなく新学期。来週には多くの小学校が入学式を迎えるが、すでに来年の新1年生のランドセル選び「ラン活」が始まっている。カラーもデザインも年々豊富になり、選ぶのにも時間がかかりそうだ。
2023年向けのキーワードは「カラバリ」「シンプル」「落ち着いた色」。最新のランドセル事情を福岡で追った。

老舗メーカーは50色を用意

「気に入った!」「重たい!」「こっちも試してみる?背負えるかな、重たくない?」

子供たちの声が響くのは福岡市中央区にある工房系ランドセルの老舗メーカー。
春休みを前に、店舗とインターネットで新作の販売を始めた。ランドセル商戦のピークはゴールデンウイークと夏休みとされているが、新型コロナの影響もあり、ラン活の時期は年々早まっているのだ。

このメーカーは、「ジェンダーレス」で性別による色の固定観念がなくなってきているのにあわせ、カラーバリエーションをこれまでで最も多い50種類用意した。
平均価格帯は、8~9万円台だという。
「気に入った!」「重たい!」「こっちも試してみる?背負えるかな、重たくない?」

子供たちの声が響くのは福岡市中央区にある工房系ランドセルの老舗メーカー。
春休みを前に、店舗とインターネットで新作の販売を始めた。ランドセル商戦のピークはゴールデンウイークと夏休みとされているが、新型コロナの影響もあり、ラン活の時期は年々早まっているのだ。

このメーカーは、「ジェンダーレス」で性別による色の固定観念がなくなってきているのにあわせ、カラーバリエーションをこれまでで最も多い50種類用意した。
平均価格帯は、8~9万円台だという。
親子は色を悩んでいた。
「決まった?(うん)何色になった?(茶色)」
「わたしたちの時は黒か赤、男の子は黒、女の子は赤だったが、女の子が茶色や黒でもかわいいし、いっぱい色がある」(母親)
「色も思った以上にたくさんあってびっくりした。選択肢が増えて自分の好きな色を選べるようになり、個性が出ていい」(父親)

性別にとらわれない色とデザインは来春も…

親子は色を悩んでいた。
「決まった?(うん)何色になった?(茶色)」
「わたしたちの時は黒か赤、男の子は黒、女の子は赤だったが、女の子が茶色や黒でもかわいいし、いっぱい色がある」(母親)
「色も思った以上にたくさんあってびっくりした。選択肢が増えて自分の好きな色を選べるようになり、個性が出ていい」(父親)
去年発売されたRECOシリーズは、性別にとらわれない色味とデザインが好評だという。
鮮やかな原色ではなく落ち着いた色合いで、できるだけ装飾を抑えたシンプルな作りが人気を支える。

「コンセプトは、男女気にせず好きな色を選んでもらうことだが、共感され様々な色を背負う子供が多い」(土屋鞄製造所童具店・福岡德永忠宗店長)

性別にとらわれない色とデザインは来春も…

かつて「男の子は黒、女の子は赤」が定番だったランドセル。土屋鞄が去年4月に実施した調査によると、「性別によるランドセルの色の固定観念がないほうが良い」と答えた保護者は、8割を超えた。
去年発売されたRECOシリーズは、性別にとらわれない色味とデザインが好評だという。鮮やかな原色ではなく落ち着いた色合いで、できるだけ装飾を抑えたシンプルな作りが人気を支える。

「コンセプトは、男女気にせず好きな色を選んでもらうことだが、共感され様々な色を背負う子供が多い」(土屋鞄製造所童具店・福岡德永忠宗店長)
「イオン福岡店のランドセル売り場です。カラフルなものが多く、見ているだけでも楽しいですね。約360種類を取り揃えています。」(RKB堤)

イオン福岡店でも、新作のランドセルが勢揃い。去年からは性別にとらわれないシンプルなデザインが登場するなど各メーカーがジェンダーレス商品を打ち出しているという。
取り扱うランドセルの平均価格は5万3000円。5万円台が人気だという。

「目移りもするが、それぞれその子のカラーが出て好きな色が選べるのはいいかなと思う」(来店客)
「6年間の長い期間をひとつのものを使うので、お子さんがいかに愛着をもって背負ってもらうか一大イベントと思って接客している」(イオン九州ランドセル担当・筒井康司さん)
かつて「男の子は黒、女の子は赤」が定番だったランドセル。土屋鞄が去年4月に実施した調査によると、「性別によるランドセルの色の固定観念がないほうが良い」と答えた保護者は、8割を超えた。

ランドセルは時代を映す鏡

子供のころから多様な価値観を認め受け入れることができる社会に、子供たちが背負うランドセルは、いまを映す鏡のひとつと言えそうだ。
「イオン福岡店のランドセル売り場です。カラフルなものが多く、見ているだけでも楽しいですね。約360種類を取り揃えています。」(RKB堤千春)

イオン福岡店でも、新作のランドセルが勢揃い。去年からは性別にとらわれないシンプルなデザインが登場するなど各メーカーがジェンダーレス商品を打ち出しているという。
取り扱うランドセルの平均価格は5万3000円。5万円台が人気だという。

「目移りもするが、それぞれその子のカラーが出て好きな色が選べるのはいいかなと思う」(来店客)
「6年間の長い期間をひとつのものを使うので、お子さんがいかに愛着をもって背負ってもらうか一大イベントと思って接客している」(イオン九州ランドセル担当・筒井康司さん)

ランドセルは時代を映す鏡

子供のころから多様な価値観を認め受け入れることができる社会に、子供たちが背負うランドセルは、いまを映す鏡のひとつと言えそうだ。

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