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九州初の新種認定「福聚桜」が開花~福岡・篠栗町 呑山観音寺

福岡県篠栗町の寺にある桜の古木「福聚桜(ふくじゅざくら)」が、今年も白い花を咲かせています。
この木は去年、新しい品種だと認定された貴重な桜です。

篠栗町の呑山観音寺では、ソメイヨシノやシダレザクラなどの花が見ごろを迎えています。

このうち、本堂や阿弥陀堂の脇に立ち、大きめの白い花を付けるこの古木は「福聚桜(ふくじゅざくら)」と呼ばれ、特に大切に守られてきました。

去年、桜の保存活動をしている日本花の会に依頼して品種を調べてもらったところ、これまでのどの品種とも一致しないことがわかり、新種と認定されました。

日本花の会によると、オオシマザクラとヤマザクラの雑種で、樹齢は100年前後と見られています。

九州で桜の新種が認定されたのは、初めてだということです。

この寺だけの貴重な桜と分かって以来、初めて花を咲かせる今年は、その美しさもひとしおです。

●参拝客
「とても白くてかわいくて、きれいです」
「色が淡くてなんとも言えない、優しい感じの桜ですね」

●呑山観音寺 村上了然副住職
「これからきれいに咲きますので、ぜひ皆さんにも見に来ていただきたいと思います」

福聚桜の花は、今週末ごろに見ごろを迎えるということです。

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