PageTopButton

「魚服記」 太宰治

本州の北端にあるぼんじゅ山脈の馬禿山には珍しいシダ類が生えています。
そこに、ある学生が植物採集に来たのですが、足を滑らせて滝に落ちてしまいました。
滝のそばにある茶店の娘スワは、その様子をはっきりと見てしまいました。
お盆が過ぎ、店をたたむ季節になると、父親は炭を背負って村に売りに行きます。
スワは、その間ひとりで留守番をしているのですが・・・。

感想

人間の愚かな醜い部分が太宰治ならではの細かい描写で描かれています。
ただ、作品を読み終えた後に清々しささえも感じさせる不思議な魅力がある作品です。

5月13日、20日放送 担当:池尻和佳子

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう