「たにしの出世」楠山正雄
あるところに貧しいお百姓の夫婦がいました。
夫婦には、子供がいませんでした。
「かえるの子でも、つぶ(たにし)の子でもいいから子供が欲しい」、と
ふたりは水神様に一生懸命お参りを続けました。
しばらくして、おかみさんが産気づき本当にたにしの子がうまれたのです。
ふたりは水神様のお申し子といって、たにしの子を大事に大事に育てました。
月日は流れ、たにしの子がうまれてから10年が過ぎようとしていたある日、
突然たにしの子が人間のことばを話し始め、、、。
2月10日放送 担当:橋本由紀
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