PageTopButton

超コスパ寿司&ディスカウント最新ドン・キホーテ徹底解剖!!

値上がりが相次ぐ今、コスパ抜群のグルメやディスカウントストアは家計の救世主。今回はRKBアナウンサーの武田伊央が、これまでになかったスタイルで注目を集める高コスパの人気寿司店を紹介します。

さらに高田課長とLinQの髙木悠未は、”流通界の黒船“ことドン・キホーテに取材。新しい戦略や売り場の工夫に迫ります。

新時代の寿司店が続々登場!

厨房から客席までレーンで直送されたり、握らなかったり……福岡の寿司業界に新たな風が吹いています。

厨房から寿司が流れる!?「博多割烹流れ鮨 海進丸」(早良区西新)

2023年2月にオープン。高級感ある店内で本格寿司が楽しめます。タッチパネルで注文をした寿司が、厨房から専用レーンに乗って客席まで流れてくるから「流れ鮨」。衛生面もスピード感もクリアした仕組みが新しい!

この時期のおすすめは脂がたっぷりのった「キンメダイ」(540円)です。八丈島のキンメダイの上にのっているのは、もみじおろしとしその穂。オリジナルのからすみ塩をつけていただきます。

一番人気は一本まるごと仕入れた本まぐろを贅沢に使った「生本まぐろづくし(赤身・中トロ・大トロ)」(1045円)です。    

おいしさの秘密を探るため、厨房に入ると大きな生簀が。注文が入ってからその場でさばく「赤貝踊り握り(1貫)」(869円)の大きさと新鮮さに感動!   

握らない寿司がSNS映え「すし酒場さじ」(中央区大名)

2021年にオープンした酒と肴の店。まずは自慢の鮮魚を味わうべく、長崎県・壱岐産の「イワガキ」(1050円※時価)をいただきます。

鮮度には並々ならぬ自信を見せる大将。ときには自分で釣ってきた魚を提供することもあります。この日は大将が釣った「イサキの活き造り」(2300円)をいただきました。

そんな魚を知り尽くした大将が考案した「握らない寿司」が、スプーン(さじ)で食べる「さじ寿司 盛り合わせ」(5さじ2000円)です。「握る技術がないけど寿司は出したかった」という大将の発想から生まれた一品で、SNSでも話題。さらに、ひと口で食べられて手が汚れないと人気です。

整列したネタが美しい!「鮨重つむぎ」(中央区大名)

“握らない寿司“といえばこちらの「鮨重」(2500円)も話題。正方形にカットされた寿司ネタが16種類、マス目上に整列しています。たくさんのネタが少しずつ食べられてこの価格はうれしい!

醤油はスポイトで少しずつ、1マスごとにいただきます。

売場作りの秘密に迫る! ドン・キホーテ

「驚安の殿堂」を掲げ、独自の販売戦略で消費者の心を掴む「ドン・キホーテ」。全国に470店舗以上を展開する"ドンキ”が福岡で新業態を続々出店しています。4月26日に移転オープンした「ドン・キホーテ博多駅南店」、4月14日に北九州にオープンした新業態「HAPPY ドンキ サニーサイドモール 小倉店」、九州最大級の「MEGAドン・キホーテ福重店」を紹介!

ドン・キホーテ博多駅南店

食品売場を強化した博多駅南店。韓国やベトナム、フィリピンなどの豊富な輸入食品を取りそろえ”プチトリップ感“を演出しています。

HAPPY ドンキ サニーサイドモール 小倉店

JR下曽根駅に隣接するショッピングモール内にオープン。店名の「HAPPY」は、「H=ヘルス」「A=アミューズメント」「P=プリティ」「P=ポジティブ」「Y=ヤミー」の頭文字で、売り場はこの5つのコーナーに分かれています。既存店のようにカテゴリ別ではなくテーマ別に商品が並んでいるので、関連商品をまとめて見られるのが特徴です。

・ヘルスコーナー

寝具はもちろん、リネンミストなど睡眠に関連するグッズが充実しています。

メイン通路の裏側の商品棚には、入浴剤やシャンプーなどお風呂アイテムがずらり。まとめて買うとお得になる「ニコニコチョイス」コーナーをあえて見えない場所に配置して、宝探し感を演出しています。

・アミューズメントコーナー

キャラクター商品や駄菓子などがラインナップ。ファミリー層を意識した品ぞろえとなっています。

・プリティコーナー

スマホケースやストラップ、コスメなど、女子が「かわいい!」と思わず叫んでしまうようなアイテムを多数販売しています。

髙木悠未さんはフェイスパックの安さに驚き!

・ポジティブコーナー

日用品を中心に、生活を前向きにするアイテムを取りそろえたコーナー。歯ブラシと一緒に専用のホルダーを配置するなど「買い忘れ」をさせない工夫が随所に。

・ヤミーコーナー

特に力を入れているのがチョコレート。なかでも、海外の輸入チョコレートは品数が豊富です。2人は「海外旅行でお土産を買い忘れても、ここに来たらいいよね」と大盛りあがり。

なかでも人気があるのはスイス生まれの「リンツ リンドール」。HAPPYドンキでは3つのタイプを販売しています。

MEGAドン・キホーテ福重店


続いては、九州最大級の売り場面積をもつ「MEGAドン・キホーテ福重店」へ。とにかく大容量の商品が多く、そのリーズナブルさに驚きます。

・精肉コーナー

全国トップクラスの売上を誇る人気コーナーでは山積みの精肉がお出迎え。「ギガ盛り」と呼ばれる特大サイズは、小分けを買うよりもお得です。

・スポットコーナー

福重店自慢のスポットコーナーは、衝撃プライスの品物が勢ぞろい。なかでも1個39円のカップ麺は15秒に1個売れるほど人気!

なぜこんなに圧倒的な仕入れが実現できるのかというと、各担当者に権限が委譲されているから。各売り場の担当者がスピード感を持って好きな数量を仕入れるので、他店よりもリーズナブルな価格で販売できているのです。

・しくじり市

担当者がそれぞれ商品を仕入れるのがドン・キホーテの特徴とはいえ、ときには仕入れすぎてしまい在庫過多になることも……。そんな「しくじり商品」を、特価で販売しているのがこちらのコーナーです。

さらにドン・キホーテのすごいところは、しくじった商品であっても「売れない理由」を全店舗に共有し、失敗を次に繋げる点!

親子でドンキ初体験!

続いて、ドンキに行ったことがない親子が登場。4人家族で育ち盛りのお子さんがいる菊永さんが、サッカー少年の長男・武虎さんと初めてのドンキでお買い物に挑戦します。すると……?

入店からわずか5分で、菊永さんから発せられる言葉は「安い」と「すごい」の2つに絞られました。楽しくなってきた菊永さんの買い物欲は止まりません。

長男の武虎さんは「ほしい」を連発。買い物中に発した「ほしい」コールは34回でした。

約2時間の買い物で山盛りのカゴが2個半に。なんと、合計金額は2万4835円! 1つひとつの単価は安いのですが、ついついたくさん買いすぎてしまい、最終的には82点も購入していた菊永さん。

初めてのドンキで連呼したのは「安い」が134回、「すごい」が28回でした。菊永さんは「よくネットで最安値を探して買っていたけど、ドンキのほうが断然安かった」とにっこり。これからも、車に乗ってまとめ買いをしたいと感想を話してくれました。

オリジナル商品おすすめベスト3
 


近年、ドン・キホーテが力を入れているのが高コスパでファンも多い「ド」のマークが目印のドン・キホーテオリジナルブランド。

実は、この商品のパッケージの裏面にある二次元バーコードを読み込むと、商品を購入した人が「ダメ出し」を書き込むページが表示されます。ドンキはここに投稿されたダメ出しを商品の改良に繋げているのです。ダメ出しをされた商品と改良後の商品はあえて横並びにし「食べ比べをしたい」と思わせる仕掛けも。この売場作りが、激動の時代を生き抜く秘訣なのかもしれません。


さらに、PBは通常「プライベート商品」を表しますが、ドンキの場合はお客様と一緒に商品を作り上げているので「ピープルブランド」という意味があるのだと副店長の内田さんが教えてくれました。

今回はそんなPB商品の中から、スナック部門おすすめの商品を3つ紹介します。

食べるオニオンスープせんべい(1袋)298円(税込322円)


濃縮した玉ねぎの旨みをサクサクした食感で楽しめるひと品。細かく砕いてスープに浮かせればクルトン代わりにもなります。

きのこミックススナック まつたけの香り(1袋)598円(税込646円)


ドライきのこがふんだんに入っています。味と見た目のギャップがおもしろいと人気。

最後まで美味しい紅生姜せん(1袋)298円(税込322円)

開発担当者全員が「美味しい!」と太鼓判を押した商品。見た目とは裏腹に紅生姜の味が……?

品質が良いのにリーズナブルで消費者思い。最新の寿司店にもドン・キホーテにも共通するのは素晴らしい企業努力でした。みなさんもお気に入りの店舗を見つけてみてください!

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう