これが世界水泳の会場!4000トンのメインプールを公開-開催費は膨れ上がり225億円に
7月14日に開幕する世界水泳選手権福岡大会の会場が7日、報道陣に公開されました。プールの一部は、東京オリンピックの部材が再利用されています。
4000トンの水量は貯めるのに3日がかり
福岡市博多区のマリンメッセ福岡に完成したのは、世界水泳選手権と世界マスターズ選手権で使用する2つのプールです。メイン会場となるA館のプールは長さ50メートル、幅16メートル、深さは3メートルで、競泳とアーティスティックスイミングで使用されます。水の量は約4000トンで貯めるのに3日かかったということです。B館のプールは長さ35メートル、幅25メートル、深さ2メートルで約1800トンの水が使用されています。このB館のプールでは、「水球」の試合が行われます。プールの一部には東京オリンピックで使われた部材が再利用されています。大会が終わると、福岡市内の小学校のプールで活用されることになっています。
海浜公園にビル9階相当の飛び込み台が出現
世界水泳選手権では競泳や水球のほか、6種別75種目が実施される予定で、オープンウォータースイミングとハイダイビングの会場となるのが、福岡市早良区のシーサイドももち海浜公園です。ハイダイビングで使用する飛び込み台の高さは、女子が20メートル、男子が27メートルです。ビルの9階に相当する高さです。世界水泳選手権は今月14日から30日まで、世界マスターズ水泳選手権は来月2日から11日まで開催され、約200の国と地域から約2400人が参加する予定です。
開催費は100億円→225億円に膨れ上がった
新型コロナの影響で2度延期されたため、開催経費は当初見込みの100億円から倍以上の225億円になる見通しです。福岡市は大会期間中の来場者数を40万人から50万人と試算し、経済波及効果は全国で970億円、福岡市内で540億円を見込んでいます。
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