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J1“九州ダービー”キックオフを前に 「絶対的エース」「最高のストライカー」が激突

サッカーJ1のアビスパ福岡とサガン鳥栖が直接対決する「九州ダービー」が、6日キックオフします。選手とサポーターが一体となる注目の一戦。両チームを支えるエースに話を聞きました。


◆福岡か! それとも鳥栖か! 互角の戦い
両チームの意地とプライドが激しくぶつかり合う「九州ダービー」がサガンのホームで開催されます。J1での対戦成績は、アビスパから見て1勝2敗5引き分けと、ほぼ互角の戦いを繰り広げています。
現在の順位はアビスパが10位、サガンが9位と、得失点差でサガンが順位を一つ上回っています。互角の試合が予想される、九州ダービーは8月6日午後7時キックオフです。


◆「一戦にかける思い」リーグでも一番
アビスパ 長谷部茂利監督「ファン・サポーターの気持ちを全て背負って、もしくは一緒に進んでいくような、そういう試合だと思っています」
サガン 川井健太監督「この一戦にかける思いや位置づけは、クラブ、サポーターの皆さまにとってリーグでも一番だと思う」

選手だけでなく両サポーターにとっても熱い1日となる九州ダービー。Jリーグの最高責任者、野々村チェアマンも両者の対決に関心を寄せています。

野々村芳和チェアマン「ダービーは特別ですよね、やっている選手も見ている人たちも。地域の人たちの思いがぶつかる。試合の内容もそうですけど、周りに集まってくれる皆さんのいい空気感を楽しみにしたいと思う。それが一番の醍醐味だと思います」


◆「絶対的エース」アビスパ山岸祐也選手
アビスパの注目は、フォワードの山岸祐也選手。チームの合計得点(21ゴール)のうち、7ゴールを1人で挙げていて、絶対的エースとしてチームを支えています。サガン鳥栖との対決は「シーズンの中で、最も意識する試合」だと言います。

山岸祐也選手「雰囲気が違うんですよね、なんかバチバチというか、ちょっと特殊な雰囲気がダービーには。台風も吹っ飛ばせるぐらいの熱い試合をできたらなと思いますし、鳥栖選手たちもそういう意気込みで来ると思うので、まずは気持ちで負けないように」

チームは現在、リーグ戦3連勝と好調をキープ。アウェイで迎える大事な一戦でエースの活躍が期待されます。

「ゴールを決めて、アビスパのサポーターたちとみんなで喜ぶ姿を常に想像しながら寝ているんですけど、いい試合になればいいと思いますし、最後は自分たちだぞって証明したいと思います」


◆「最高のストライカー」サガン小野裕二選手
一方、サガンの注目も川井監督が「彼がいないとチームが成り立たない」と信頼を寄せるフォワードの小野裕二選手。こちらも現在、自己最多となる7ゴールを挙げています。

サガン 川井健太監督「彼の素晴らしいところは『メンタルにブレがない』ところ。パフォーマンスをしっかり出すこと、次のゲームのいい準備をしてくれる、それができている最高のストライカーだと思う」

この3週間の中断期間で「いい準備ができた」という小野選手。5月のダービーでは1点も取れなかったことに責任を感じていて、ホームで迎えるダービーに気持ちを高めます。

小野裕二選手「とにかく球際のところを戦って、90分終わったところでスタジアムにきたサポーターの人たちが胸を張ってスタジアムを後にできるように、ピッチで90分間死ぬ気で戦うだけです」

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