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大名のマンション一室にあるナチュラルワイン好きのたまり場

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もともと天神に隣接する住宅街だった大名・今泉エリアには、古いアパートやマンションの一室をリノベーションした飲食店が数多くあります。中には筆者の学生時代に友人が住んでいたアパートの部屋を改装して営業しているバーもあり、懐かしさとともにちょっと不思議な感覚です。
そんなマンション改装系店舗の中でナチュラルワインに特化したバーが、大名の警固四つ角近くにある「黄昏」。今年でオープン8周年を迎え、地元の常連客をはじめ、観光や仕事で福岡を訪れるナチュラルワイン好きが集まる店として知られています。

黄昏_外観

大正通り沿いにある築40年を超えるマンションの2階へは、エレベーターを使わず階段で。通路を曲がった中ほどにあるドアに店名のサインはなく、、部屋番号と控え目に掲げられた「OPEN」の小さなプレートのみ。なかなかに怪しげな雰囲気満載です。インターホンを押して秘密めいたドアを開けると、昼間も外光を遮った店内にはカウンター席とゆったり座れるソファー席が設えられています。

黄昏_店内1

オーナーソムリエの手嶋渚さんと筆者は、10数年前ソムリエ試験を受けるために一緒に勉強した仲。その後、フランスに渡って主にワイン産地のレストランで経験を積む中でナチュラルワインの魅力にハマり、帰国後に「黄昏」を開店しました。現在は、安田朱李(あかり)さんが店長としてカウンターに立っています。

黄昏_ソムリエ1

安田さんは関西の出身で、大阪で会社勤めをしていた頃からプライベートでしばしば福岡を訪れた際に「黄昏」に通っていたといいます。「ワインに関わる仕事がしたい」と5年前に意を決して手嶋さんに思いを伝えて福岡に移住し、経験を積みながらソムリエの資格を取りました。

黄昏_ワイン1

グラスワインは800円からで、毎日10種類以上のボトルが抜栓されています。今回は安田さんのオススメから、泡・白・赤と、順番に飲み進めていくことにしました。
1杯目は、フランス・アルザス地方のワイナリー「ククー」の微発泡タイプからスタート。プチプチと弾けるような舌ざわりから、青リンゴのような果実味と花の香りが広がる軽やかな飲み口で、マゼンタ1色で表現されたエチケットのイラストもグッドセンスです。

黄昏_ワイン2

イタリア・エミリアロマーニャの「ジャンドン・ビアンコ」は、白ぶどうの果皮と一緒に発酵させたいわゆるオレンジワイン。果実や花、ハーブなどの複雑な香りに多少の硫黄臭があり、どこかダシの風味を感じさせるクセのある味わいが、ナチュラルワイン好きにはたまらないポイントです。

黄昏_ワイン3 黄昏_チーズ

赤ワインは、イタリア・シチリアの女性醸造家の手による「アリアンナ・オッキピンティ」。フラッパートという土着品種を使ったシチリア島の海と太陽を感じさせるフルーティな香りで、女性の造り手らしいエレガントな飲み口に仕上がっています。「チーズの盛り合わせ」(1,800円)をつまみながら、グイグイと飲み進めることできました。

黄昏_ワイン集合

一般的なワイン愛好家に比べてナチュラルワインファンは特に横のつながりが強く、「どこのワインが美味しかった」「最近はあの店がいいよ」といった情報交換が盛んに行われています。そんなコミュニティの一端を担う"たまり場"として、夜な夜な客が集まるナチュラルワインバーです。

黄昏
福岡市中央区大名1-7-10ワコーハイツ205号室
092-753-8559

店舗名:黄昏
ジャンル:ワインダイニング・ワインバー
住所:福岡市中央区大名1-7-10ワコーハイツ205号室
電話番号:092-753-8559
営業時間:15:00~23:00
定休日:月曜、他不定休あり
席数:カウンター6席、テーブル10席
個室:なし
メニュー:チャージ500円、グラスワイン800円~、サラミ1,000円、チーズ盛り合わせ1,800円
URL:https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40038995/

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この記事を書いたひと

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