「加工写真」をLINEに載せ女子生徒を中傷、教師も行き過ぎ指導→いじめ防止法の「重大事態」に
LINEグループに加工された写真や中傷メッセージを同級生に投稿され、女子中学生が不登校となった問題で、福岡市教委は5日、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定したと発表しました。
「キモい」「やば」教師も“行きすぎた指導”
第三者委員会の報告書によりますとおととし、福岡市の公立中学校に通っていた当時1年の女子生徒の加工写真を同級生がLINEグループに投稿。別の同級生も「キモい」「やば」などの中傷メッセージを投稿しました。また、教員はこの女子生徒が眉毛を剃っていたことを叱責し「次の日から毎朝8時までに生えそろうまで見せにくるように」と指導しました。女子生徒はその後不登校となりました。
いじめ防止法の“重大事態”に認定
報告書は、同級生によるLINEへの投稿を「いじめ」と認定した上で、教員にも行き過ぎた風紀指導があったと指摘。いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定しました。市教委は「報告書の指摘を重く受け止め再発防止に努めていきたい」とコメントしています。
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