「将棋をやっていなかったら電車の運転士を目指していた」あす火花を散らす“藤井聡太竜王”と“伊藤匠七段”が地元の小学校で「ほっこり交流」
福岡県北部の北九州市で25日、将棋の竜王戦七番勝負第3局が行われます。今月11日に、八冠となったばかりの藤井聡太竜王と挑戦者の伊藤匠七段が24日、会場近くの小学校を訪問し子供達と交流しました。
藤井竜王は将棋と出会わなければ、電車の運転士を目指していたかもしれない
藤井竜王と伊藤七段は24日午後、北九州市戸畑区の一枝小学校を訪れました。2人は体育館で将棋クラブの子供達と対面し質問に答えていました。
男の子「将棋棋士になっていなかったらどんな仕事に就いていたと思いますか?」
藤井竜王「子供の頃は将棋の他に電車や鉄道がすごく好きでした。将棋をやっていなかったら電車の運転士を目指していたかもしれないなと思います」
伊藤七段「将棋をやっていなかったら何か別の道を究めるような、研究職という感じだったかなと思います」
伊藤七段「好きなことを見つけて」藤井八冠「興味を追究する気持ちを」
このあと、児童からは寄せ書きと手作りの将棋セットが2人からはサイン色紙がそれぞれ贈られました。
伊藤七段「好きな道を見つけることで日々楽しめることができた、みなさん好きなことを見つけて楽しんでもらえたらと思っています」
藤井八冠「一生懸命取り組んでいたことが今に繋がっている」「何か興味があることを見つけたらそれを少し追究してみるという気持ちを大切にしてほしいかなと思います」
質問した子供インタ「楽しかった」「めったに会えない人に会えて嬉しかったです」
サインを渡された男の子「近くでサインを自分に渡されて凄く嬉しかった」「将棋が強そうだなっていう感じが伝わってきた」
対局前日に「記念撮影」、照明や空調も確認
2人はこのあと、25日から対局が行われる旧安川邸に移動し、庭園で記念撮影を行いました。旧安川邸は、炭鉱王の安川敬一郎が1912年に建てたもので昭和初期にかけて洋館なども増築され、北九州市の指定有形文化財になっています。記念撮影の後2人はあすの会場に入り将棋盤や駒、照明の具合、空調などを確認しました。竜王戦七番勝負はここまで藤井竜王が2連勝していて25日の第3局を迎えます。
藤井竜王「北九州は初めてなんですけど、福岡県自体はけっこう対局で何度も来て、個人的にはけっこうなじみのあるところでもあるので、またこういった大きな対局をこちらでできることが嬉しいですし、ファンの方の期待に応えられるような内容にしたいと思います」
初日の25日は午前9時から対局が始まり、夕方に封じ手が行われ二日目に勝負がつく予定です。対局の様子については戸畑区内で大盤解説も行われます。
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