JAにじの柿「秋王」 堀加寿美
11月1日、JAグループ福岡によるマスコミ向けの現地記者会見が行われ、JAにじ管内のうきは・久留米エリアへお邪魔しました。
今まさに、全国有数の生産量を誇る甘柿の収穫が最盛期を迎えています。
福岡のオリジナル品種「秋王」が今注目されているんです!
種がほとんどないので、水平に切ったらお花が咲いたように美しく、サクサクとした食感で歯触りが良く、みずみずしさもあり、甘さも絶妙で感動します‼
食べてみたらきっとあなたも…驚き!柿の木!秋王スッキー!です!
秋王は10年前から生産が始まった新しい品種の柿で、富有柿と太秋柿をかけあわせたもの。
最高峰の柿とも言われる逸品です!
東京の有名な果物屋さんでは、1玉2000~3000円での販売は普通。大きいサイズのものだと、ななななんと!1玉6000円で販売されているそうです!
そんな大変希少価値のある「秋王」の農園に行って人生初の柿狩りをしてきた!
しかしこの秋王、なかなかデリケートな柿で、7月頃までは生理落下があり、実のなりつきが悪いのがネックなんだそうです。でもそんな中、生産者のみなさんが試行錯誤して、秋王を生産して10年ほど経った今、やっと生産量が落ち着いてきました。これからこの「秋王」を全国や海外へ向けて広めていきたいとのことです。
そして、今回の現地記者会見では、7月10日の豪雨で被災した久留米市田主丸竹野地区にある柿園でも取材をさせて頂きました。牛嶋泰樹さんと香代子さんご夫婦の柿園です。
敷地面積の3分の1が土砂で流されてしまい、樹齢30年以上ある富有柿の樹も30本ほど土砂に飲み込まれてしまったそうです。整地の作業がやっと終えた段階で、幹に大きな傷跡もありました。
それでも前を向いて収穫作業を行うお二人。ですが、復旧作業はまだまだ。
「困難を乗り越えた柿だから美味しくできているはず」とお話してくださいました。
私たち消費者が自然相手の農業は本当に大変なんだということをもっと理解して、買って食べて応援することが一番です。この秋はJAにじ管内で採れた美味しい柿をぜひ食べて応援しましょう!
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