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第56回JA福岡県青年部大会 明光院昌子

先月10月18日ヒルトン福岡シーホークで『第56回JA福岡県青年部大会』が開かれました。
JA青年部の皆さん400人が集結。この大会はそのJA青年部各エリア・組織の代表者がステージに上がり日頃の青年部での取り組みや課題、活動報告、農業のやりがいや難しさ、思いを制限時間内にまとめて発表します。
さらに、最優秀賞に選ばれると今度は九州沖縄地区大会に福岡県代表として出場もされるんです。
 

組織活動実績発表の部で見事最優秀賞に選ばれたJA筑紫荘青年部 代表の八尋智幸さん。
 

 

 


登壇前は盟友と呼び合うこの青年部仲間が法被を着て、手作りのうちわでがんばれーと声援を送ったり、仲間の応援VTRから始まります!15分ぎりぎりまでありったけの熱い思いを込めて。八尋さんのチームのテーマは「未来への種まき」
ここ数年コロナによって、自粛傾向になってしまっていたこの青年部の活動を何とかしたい!やはり人と人とが集まってコミュニケーションをとらないといけない!!という事で盟友達と意見を出し合い始めた事。それが枝豆を青年部で作ろう!という事だったそうです。
作付けから収穫・地域でのイベント・さらに青年部の皆さん行きつけの居酒屋でも営業をし、その枝豆が居酒屋メニューとしても使ってもらえるようになったそうです。
まさに未来への種まき。こうした日々の活動の物語をクオリティの高いスライド写真や語りで聞かせるその内容は、目頭が熱くなるほどどの素晴らしいものでした。

ご自身も発表優勝経験のある、委員長の藤原圭一さんにもお話伺いました。
 


ここにいる皆さんはパワーがすごい!県の農業を自分たちで守っていくんだという思いでたとえ災害に負けても、そこからまた這い上がり挫けないすごい力を持っている方たちばかり。この大会は同じゴールを見る農業者同士が刺激を受け、ここで交流をし、新たなヒントを持ち帰り、また明日からの活力にするそんな場所でもある。だからこそ消費者の皆さんには農産物直売所などで買って食べてもらう、○○さんの野菜は美味しい!いい値がつき、消費される。そうすると農業者さんのモチベーションも上がり、また頑張れるんじゃないでしょうかと話されます。発表された中には「恩送り」という言葉も聞かれました。
中には6年間で6回も災害に遭われ、今尚農業が出来ない農業仲間もいるそうです。代々先輩の農業者から技術や方法を自然と教えてもらい、今野菜作りでレベルアップが出来ているのも自分が恩送りをしてもらってきたから。今こそ困っている農業者、次の新規就農者へ今度は自分が恩送りをする番だ、という内容でした。

土と向き合うだけじゃない!未来とも向き合って日々努力されているからこそ、私たちの食卓にはいつも安心安全で美味しい野菜や果物が並んでいます。農業に対して真っすぐで情熱を持った皆さんのお話は心にぐっと響きました。
これからも感謝して「食」を。「農」を。いただきます。

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