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畳xミュージックxアート「畳君」徳田直弘氏が一発屋ではなく草の根ファンを得た理由、文化が廃れてしまう強い危機感が原動力に

“畳みかけるように”タタミワードを連発、様々な催しに呼ばれるように


“愛され畳”の意外な反響に手応えを感じた徳田さんは、家業の畳店を継ぐことにした。畳店とミュージシャン「MC TATAMI」として二足のわらじをはく生活が始まった。2020年に送り出した「T.A.T.A.M.I」は、打って変わって軽快なラップだ。韻を踏みながら、“畳みかけるように”畳に関連した言葉が繰り出される。サビは、覚えてもらいやすいように「タタミ」を連呼するだけにして、シンプルに徹した。ステージに立つ徳田さんは『江南スタイル』のPSYのような出で立ちで、トレードマークは「畳」の文字の入ったキャップとサングラス、それに“ござ”生地のネクタイだ。
 


平日は畳店の職人、休みの日はラッパー。そんなダブルワークを続けるうちに、様々なイベントに呼ばれるようになり、畳の良さをPRする機会も増えた。そして活動は音楽に留まらず、アートにも広がっていった―。

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この記事を書いたひと

小松勝

1991年生まれ。福岡県福岡市出身。

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