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相撲がしたくても土俵がない…危機感募らせる元横綱は「スター力士が必要」子供の相撲離れ進む

大相撲の土俵では熱い取組がファンを魅了していますが、一方で取り巻く環境を見ると子供の「相撲離れ」が進んでいて、関係者は危機感を強めています。

”若貴フィーバー”ともにけん引した元横綱武蔵丸は「スター力士がいない」

若貴兄弟たちとブームをけん引した元横綱・武蔵丸の武蔵川親方も大相撲の現状に危機感を抱いています。

元横綱武蔵丸 武蔵川 親方「昔は相撲人気があったから弟子はいっぱい入ってきた。今はそういう子供たちは少ない。みんな色んなスポーツをやってる。スター選手がいるから、そのスポーツをやるんだよみんな。テレビで相撲を見て『この人強い』って思ったらこどもたちにとっても夢があるよ」

武蔵川親方が「スター力士」の不足とともに問題視しているのは、「土俵」の減少です。

武蔵川親方「昔は土俵があったよ。もうないよ今は。公園の中にもないよ。やるひとがいないんだからそれは減ってくるよ」

今年から九州場所期間中の部屋の宿舎を直方市に移した武蔵川親方。宿舎となる神社に新たな土俵を作りました。滞在中に部屋の力士が稽古をするために作ったものですがそのほかの時期は、子供たちが土俵の上に立つことを願っています。武蔵川部屋の力士たちが一から作り上げた思い入れのある土俵です。

武蔵川 親方「土俵もない、作っていかないと。ないよいま。ないない、だから子供が相撲のことを分からないよ。だからこれ作ったんだよ。俵から全部。大変な作業だよこれ。叩いたりとか」

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