中学校のお昼ご飯 自治体によってこれだけ違う 「全員制給食」か「デリバリー給食」か「弁当」か
中学校に通う生徒たちは、普段どんな昼食を食べているのでしょうか。家庭から弁当を持参するか、デリバリー給食か、または全員が同じものを食べる全員制給食か。自治体によって様々です。自治体の判断はなぜ、違うのでしょうか。
目次
「選択制給食」を実施の自治体は
RKB三浦良介記者
「福岡県春日市の公立中学校では、家庭からの弁当と業者に注文する弁当の『選択制給食』が実施されています」
福岡県内60市町村のうち、2024年度も選択制給食なのは、春日市、大野城市、宇美町、須恵町、久山町の5つ。春日市の中学校は弁当形式のデリバリー給食を採用しています。1食あたり260円で、利用率は平均60%です。
生徒たちの気持ちは
生徒は
「デリバリー給食は温かいし美味しいです」
「栄養バランスがしっかり考えられているのでいいと思います」
「(弁当と給食では)弁当がいい!お母さんが作るから好きな物を入れてくれる」
「今月は給食を頼み忘れて弁当です。お母さんが、5時に起きて作ってて大変だと言ってました」
「最近パンにしました。カレーパンが好きだから」
「弁当が作れないときは『パンを注文して』って親からお金をもらっています」
学校は「自分たちの食べる物を自分たちで選ぶ」メリット
春日南中学校 安永虎吉教頭
「自分たちの食べる物を自分たちで選ぶということで自己管理能力を育成することができます。配膳にも時間がかかりませんし、片付けにも時間がかからない。そういったメリットがあると思います。」
春日市教育総務課 小嶋健朗課長補佐
「アンケート結果の中にも家庭からの弁当の良さを生かしたいといった意見もありましたので、多様なニーズを反映させる方式として選択制をとっています」
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この記事を書いたひと
三浦良介
1999年入社、テレビ営業部、大阪支社勤務を経て2011年から情報番組のディレクターを務める。2016年から報道記者として政治・経済を中心に取材奮闘中。