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乾燥注意報に「注意」

年明け早々、心が痛む暗いニュースが続きました。能登半島地震、航空機事故、そして3日には北九州で大規模な火
災が発生しました。一日も早い復興を祈るばかりです。

この時季は空気が乾燥しやすいため、特に火の元には注意が必要です。気象台は、火災が発生しやすい気象状況が予想される時、乾燥注意報を発表します。その際の基準の一つが最小湿度。一日の中で最も低い湿度のことで、火災発生の指標となります。

もう一つが木材の乾き具合(燃えやすさ)を表わす実効湿度。つまり、乾燥注意報が発表された際には、火災が発生・延焼する危険度が高まるのです。

ただ、乾燥注意報の発表には注意点もあります。福岡県では福岡市の最小湿度と実効湿度をもとに県単位で発表されます。北九州市など他の地域で基準を満たしても、福岡市で湿度が高ければ乾燥注意報は出ないのです。

沿岸部である福岡市は湿度がやや高いため、九州北部でも福岡県だけ発表されないことも。そのため、佐賀県や大分県などの乾燥注意報も参考にするといいかもしれません。

火災の出火原因は、たばこやコンロが多いです。火の消し忘れなどがないよう、乾燥する今の時季は特に火の用心で過ごしたいものです。
 

横尾槙哉=RKB気象予報士・防災士
毎日新聞福岡版 2024年1月13日掲載

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横尾槙哉