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「遠慮したり諦めたりしないで」 自閉症児に特化した学校の元音楽教師が、日本で音楽教室をオープン

アメリカの自閉症児・者に特化した私立学校で長年音楽教師として指導してきた男性が、日本で、音楽教室を開きました。障害の有無や年齢、経験にかかわらず楽しめるのが音楽。型にとらわれない指導方法が、たくさんの人の可能性を広げています。

レッスンに集中できなくても…

上野さんの教室で歌やキーボードのレッスンを受けている5歳の山口卓真くんは、興味があることへのこだわりが強く、集中力が続かないという特性があり、レッスン中に動き回ったり寝そべったりすることもあります。上野さんは決して怒ることなく、ときには音楽そっちのけで一緒に楽しみながら遊びます。生徒を共通のカリキュラムに当てはめて指導するのではなく、一人ひとりの反応を見ながらアプローチを変えていきます。使うのは、楽器だけではありません。上野さんにかかれば、フライパンやしゃもじ、米粒を入れたペットボトルなど、家にあるあらゆるものがメロディを奏で、リズムになります。

上野要さん
「親御さんに『うちのなかグチャグチャになるからやめて』って言われたらやめます(笑)」

レッスンでは、まず教える自分自身が楽しむことを大切にしているそうです。

上野要さん
「オレ~、アッハーハー…♪なんかリオのカーニバルっぽくない?(笑)そんな感じですかね。こっちが楽しまないと子供に楽しさは伝わらないので」

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