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調査では3年連続で“10.6歳”…子供のスマホはいつから?~ルールは押し付けるのではなく親子で一緒に考えることが大切

春休みに子供のスマーフォンの購入を考えている人も多いのではないでしょうか。最近では、連絡手段として小学生に持たせる家庭も増えています。いつから持たせるべきなのか?注意点を含めて調べました。

大切なのは「家庭でのルール作り」


ドコモショップざっしょのくま店 田中亜依副店長「お子さんが勝手にアプリをインストールできないよう制限することもできます。また、有害サイトや詐欺サイトへのアクセスをブロックすることも可能です」

フィルタリングサービスではスマホを使える時間を保護者が制限でき、夜の8時以降は使えないようにする、といった設定が簡単にできます。子供たちを守るための「フィルタリングサービス」は、2018年から18歳未満の加入が義務づけられました。ただ、情報通信に詳しい中村学園大学の山本教授はこれらの機能はあくまで補助に過ぎないと話します。

中村学園大学 山本朋弘教授「なかなかネット社会では、いわゆる無菌状態、全く害がないということにすることは極めて難しいですし、ここから先は進んではいけないみたいな判断力ですね。事故回避能力といいますか、危機回避能力、こういったものをしっかり子供たちがつけていくということも大事なところです」

街の人からも、ある程度は子供たちに任せて判断させているという意見が多く聞かれました。

4年生男の子の父「フェイクニュースとか出てくるから『これ本当なの?』って。そういうとき僕はいつも『調べなさい』って言いますね。自分で確かめろっていうのが一番ね、親が言ってることが本当かどうかもわかんない時代だから」

4年生の女の子の父「結局扱うじゃないですか。それなら早いほうがいいと思いますけれども」
 

“子供が発するサイン”見逃さないで…親子で一緒に考えることが大切

中村学園大学 山本朋弘教授


スマートフォンを使えば、SNSなどで学校の友人と直接連絡がとれるため、親の目が届かないところでトラブルに巻き込まれるリスクもあります。山本教授は子供が発するサインを見逃さないことが大切だと言います。

山本教授「日頃よく遊んでいた友達の名前が急に出てこなくなるとか、それからもう遊びに行きたくないとかですね、当然学校に行くのを渋るみたいなことが出てきますから。場合によっては学校の方に相談するってことも大切なことかなと思います」

山本教授は子供にスマートフォンを持たせた場合の注意点を3つ挙げています。1つ目は、一日のうちスマホを使える時間や場所を決める、2つ目はアプリを勝手にダウンロードできないよう、使用に制限をかける、3つ目は食事中はスマホを触らないなど、親自身が見本となる。そして最後に、これらのルールを子供に押しつけるのではなく、親子で一緒に考えることが大事だとしています。

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