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“議員に無礼な言葉”で陳謝せず「戒告」決議 受けた議長「理不尽な懲罰には一切承服しない」

福岡県の田川市議会は21日、陸田孝則議長に「戒告」の懲罰を科す議案を賛成多数で可決しました。議員に無礼な言葉を使ったとされる議長をめぐり混乱が続いています。

福岡県田川市議会


田川市議会 梶原みつ子副議長
「起立多数であります。よって陸田孝則議員に戒告の懲罰を科すことが可決されます」

 

 

田川市議会では21日、陸田孝則議長に対し「戒告」の懲罰を科す議案を賛成多数で可決しました。陸田議長に対しては2月に議員に無礼な言葉を使ったとして陳謝を求める議案が可決されたものの議長が拒否。21日も「何が無礼に当たるのか全く理解できない」と反論を続けています。

議長「私の辞書にはうわべだけの謝罪はない」

 

田川市議会 陸田孝則議長
「無礼の言葉に該当するのかどうかはっきり分かりません。言い換えるとどの発言が懲罰の対象となっているのかさえ判然としないということであります。私の辞書にはうわべだけの謝罪という文字は一切ありません。理不尽な懲罰には一切承服しない」

議会には「問責決議案」も

 

陸田議長をめぐって21日の市議会では、問責決議案や公職選挙法違反疑惑などに関する調査特別委員会の設置も提案されています。

 



田川市議会 辻智之議員
「納得いかなければ議会の議決に従わなくても良いということになれば議会制民主主義の根幹が揺るがされる非常に由々しき事態」

議長の発言をめぐって紛糾が続く田川市議会。混乱はしばらく続きそうです。

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