今年の夏も記録的な猛暑となり、日本全体で見ると、過去約130年で最も気温が高くなりました。「命に関わる暑さ」と表現されエアコン使用が推奨されました。
暑いのは人間だけではありません。エアコンを使えない屋外の野生動植物にとっても命に関わる状況だったはずです。身近な所でも、セミが静かだった。いまだに蚊に会わないなどの異変が。
そしてRKBで取り組んでいる日本ミツバチもしかり。今年で4年目ですが、あまりにも暑すぎるため、巣の入り口に数百匹並んで、羽で風を巣の中に送っていました。少しでも巣の中の温度を下げようという工夫です。それでも今月まで猛暑が長引いたこともあり、例年ほど蜜が集まっていないよう。
蜂に刺されないよう防御服に手袋を付けての養蜂作業は汗だくとなり、2カ月ほど巣の清掃がまともにできませんでした。天敵のスムシに巣箱2群を乗っ取られ、残ったのは4群のみ。今年は、採蜜量が少なくなりそうです。
それでも、今年もやりますよ。RKBカラフルフェスでの日本ミツバチのハチミツ販売。10月12、13日です。蜜ロウハンドクリーム教室も開催する予定です。どうぞ、ご期待ください!
龍山康朗=RKB気象予報士・防災士
毎日新聞福岡版 2024年9月28日掲載
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