小川未明 『月夜とめがね』
月がきれいな静かな夜。
おばあさんがランプの灯をともし、ひとり針仕事をしていました。
そこへ見知らぬ男がめがねを売りにやってきます。
目がかすんで仕事がはかどらなかったおばあさんは、めがねを買いました。
めがねをかけると、それはそれは良く見え、若い頃の自分に戻ったかのようでした。
もう時刻も遅いからと、仕事を片付け休もうとしていると、また、戸をたたく音がします。
戸をあけてみると、そこには美しい少女が立っていたのですが…。
日本のアンデルセンと呼ばれる小川未明の、美しい情景と不思議な世界が広がる作品です。
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