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「水鏡天満宮」移転し周辺を再開発 概要案を発表~「天神ビッグバン」福岡市

福岡市の再開発事業「天神ビッグバン」をめぐる動きです。天神の東側「水鏡天満宮」の周辺を再開発する概要案が23日、福岡市に提出されました。

約2万5000平方メートルを再開発


再開発の概要案が発表されたのは、水鏡天満宮や毎日福岡会館など、20棟ほどのビルが建ち並ぶ地下鉄天神駅の東側のエリア、約2万5000平方メートルです。天神という地名の由来となった菅原道真をまつる「水鏡天満宮」は、江戸時代初期に福岡城の鬼門にあたる今の場所に移されました。
RKB三浦良介「西鉄イン福岡が入居する毎日福岡会館を取り壊した後、この川沿いに水鏡天満宮を移す計画です」

今年度中に計画案作成


コンセプトは「歴史と水辺の魅力を活かしたまちづくり」。水鏡天満宮を那珂川沿いに移転させ、赤煉瓦文化館と一体となった公園を整備します。2030年以降の実現を目指し、ビルや地下通路などの詳細は協議中で、今年度中に計画案を作成するとしています。

優遇措置で申請相次ぐ


「天神ビッグバン」による優遇措置を受けられるのは2026年までに完成するビルですが、福岡市は複数街区にまたがる連鎖的・段階的な再開発については、今月中に計画概要を提出すれば個別に判断するとしています。

そのため、福岡パルコと新天町の一体開発や福岡中央郵便局とイオンショッパーズ福岡店の段階的な建替えと、駆け込みでの申請が相次ぎました。
福岡市 高島宗一郎市長「期限が今月末までということで、この1か月の間にバタバタと相当大きな案件が出てきて、私としても複数街区にまたがるこの特例については出そろったと認識しています」

福岡市役所北別館跡も計画変更

また、福岡市役所北別館跡も隣接するメディアモール天神跡地などと一体で開発する計画変更が、市に提出され認められています。新しいビルは地上18階・地下2階で、地下2階から地上5階までは吹き抜け空間をつくる計画です。
規制緩和で耐震性の高い先進的なビルへの建替えを促す天神ビッグバン。数年後の天神は、どのように変化しているのでしょうか?

*水鏡天満宮のコメント
「水鏡天満宮はもともと川沿いにありました。福岡城から見て鬼門の位置という意味合いは変わらず、水辺に近いところに移ることは神社にとって良いことだと思っています。まちや神社の発展につながることと前向きにとらえています」
また、福岡市役所北別館跡も隣接するメディアモール天神跡地などと一体で開発する計画変更が、市に提出され認められています。新しいビルは地上18階・地下2階で、地下2階から地上5階までは吹き抜け空間をつくる計画です。
規制緩和で耐震性の高い先進的なビルへの建替えを促す天神ビッグバン。数年後の天神は、どのように変化しているのでしょうか?

*水鏡天満宮のコメント
「水鏡天満宮はもともと川沿いにありました。福岡城から見て鬼門の位置という意味合いは変わらず、水辺に近いところに移ることは神社にとって良いことだと思っています。まちや神社の発展につながることと前向きにとらえています」

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