「グリーンボンド」環境対策を目的とした債券を福岡県が発行へ　温室効果ガスの削減

福岡県は、温室効果ガスの削減など環境対策を目的とした債券「グリーンボンド」を発行すると発表しました。


◆「脱炭素化の取り組みを着実に」
福岡県が九州の県で初めて発行する「グリーンボンド」は、使いみちを環境対策に限って資金を調達するために発行する債券です。

服部誠太郎知事「このグリーンボンドの発行により調達いたしました資金を活用いたしまして、脱炭素化の取り組みを着実に進めてまいります」


◆５月に２００億円発行へ
福岡県は「グリーンボンド」を５月、２００億円発行する予定です。環境に配慮した設備を導入する新福岡武道館の整備事業のほか、県の施設への太陽光パネルやＬＥＤ照明などの導入などに活用されます。
また、気候変動の影響などで災害が年々激しさを増す中、水害や土砂災害、高潮対策などにも充てられる予定です。服部知事は、グリーンボンドの発行によって「投資家層の拡大を図り、安定的な資金調達につなげていきたい」と話しています。