「子どもたちも大きくなってきたから、ペットを飼いたいね」と妻と話していた中で、30年前にシマリスを飼っていた懐かしい記憶がよみがえった。それがきっかけで、シマリスの赤ちゃんを新しい家族として迎えることになった。生まれたのが3月9日なので、レミオロメンの名曲『3月9日』の歌詞にある「青い空は凜(りん)と澄んで」から引用して、名前は「凜空(りく)」にした。
シマリスといえば、両手でひまわりの種を可愛くほおばる姿をイメージする人が多いかもしれない。しかしペットショップの店員さんから「ひまわりの種1粒は、人間にとってハンバーガー1個分ほどのカロリーがある」と忠告された。そのため朝晩1粒ずつというのが、我が家のルールになった。
生活の中で大変なのが温度管理だ。一年中、ケージの温度を25度前後に保つ必要があり、夏はエアコン、冬は専用のマットヒーターが必要になる。
また「運動不足解消」のため、一畳サイズの蚊帳を買って、その中で「散歩」させている。これをリスの愛好家の間で「蚊帳んぽ」(かやんぽ)と呼ぶらしい。蚊帳の中を駆け回り、一緒に入った家族の体に登って動き回る姿が可愛くて、思わずほおずりしてしまう。仕事から帰ってすぐ、凜空と「蚊帳んぽ」するのが日課になっている。
6月27日(土)毎日新聞掲載
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