PageTopButton

父の味を受け継ぎたい 海産物問屋三代目の挑戦

博多区対馬小路にある創業57年の海産物問屋「博多三徳(はかたさんとく)」を経営するのは上田江美子さん(30歳)。
一昨年、父が亡くなり家業を継ぐことになった。父の思いが込められた「いりこ」を引き継ぎたいという理由からだ。
3代目になった上田さんは独自の商品づくりに乗り出す。新鮮な素材にシンプルな塩でつくる新しい干物を始めたところ、店の看板商品に…。
「自分の目と舌で確かめたものを消費者に届けたい」という思いから自社の海産物だけでなく、近隣の産地に直接出向き交渉を続け、毎月1回、「博多朝マルシェ」を開設する。さらに父の残した「いりこ」の味を伝えるべく「だし教室」まで開き、素材の大切さを伝える活動を始める。
新しい目線で生まれ育った地域を盛り上げようと奮闘する上田さんの姿を追う。

(制作 : RKB毎日放送 ディレクター 井上八月)

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう