PageTopButton

あふれ出る・・・現代美術家 今田淳子の挑戦

熊本市現代美術館に6つの花―肥後六花(肥後椿 肥後菊 肥後朝顔 肥後山茶花 肥後芍薬)をモチーフにしたあでやかなアート作品が並んでいる。制作したのは、熊本市在住の現代美術家 今田淳子さん(46)。熊本地震の直後から制作を始めたこともあり、「県民を元気付けたい」という思いが強く現れている。今田さんは、熊本大学在学中に熊本県美術協会展の大賞を受賞。26歳でイタリアに渡った。その際、イタリア人から言われた「日本人は模倣するだけ」という言葉から、「自分は何をしたいのか」を見つめ直し、改めて「好きなことしかしない」と決めた。ミラノで結婚、出産、離婚を経験。2010年熊本に戻り、さらに精力的に活動を続けている。
現在取り組んでいるのは、まもなく福岡市で開催される個展に向けた作品制作。肥後六花シリーズの美しいイメージとは一転、モチーフは「赤ちゃんが見る母親の体内」。アトリエにはおびただしい赤色の紙、創作のアイディア、そして、自由に作れることの喜びがあふれ出る。一体どんな作品が完成するのか・・・。
(製作:RKK熊本放送 / 清水葉子)

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう