徳川家康公をお祀りした最初の神社「久能山東照宮(静岡市)」。
ここに所蔵されている名宝や貴重な品々を集めた特別展「徳川家康と歴代将軍~国宝・久能山東照宮の名宝~」が福岡市博物館で開かれています。
この特別展、家康ゆかりの品々が並んでいますが、戦国武将の品としてはなんともイメージしづらい一品が展示されています。
その2年後、スペイン国王フェリペ3世が家康にお礼として、この洋時計を贈りました。家康公が目指した平和外交を物語るエピソードです。
このエピソードを地元の女の子の目線で描いた絵本があります。
タイトルは「海のむこうからのおくりもの~おんじゅくものがたり~」。
9日に福岡市早良区の百道浜小で行われた贈呈式では、久能山東照宮の落合偉洲(ひでくに)宮司(74)が「地元の海女さんたちが海に跳びこんで、裸で温めて救ったという話が伝わっています。家康公の命を大切にする教えを知っていただきたい」とあいさつ。
代表して絵本を受け取った百道浜小6年の図書委員長、大熊彩未さん(12)は「福岡市の学校に本を贈っていただきましてありがとうございました。私も実際に特別展を見に行き、洋時計を見て興味を持ちました」とお礼を伝えました。
贈呈式で落合宮司は、「この瓶割りの彫刻は、中国・北宋の政治家、司馬温公が幼少の頃、水瓶に落ちた友人を助けるために、父親が大切にする瓶を石で割って助けたエピソードを表現したものです」と説明し、2つの絵本に込められた「命を大切にして欲しいという家康公の思い」を多くの子どもたちに知ってもらう機会になればと期待を寄せていました。

特別展「徳川家康と歴代将軍 ~国宝・久能山東照宮の名宝~」
ここに所蔵されている名宝や貴重な品々を集めた特別展「徳川家康と歴代将軍~国宝・久能山東照宮の名宝~」が福岡市博物館で開かれています。
この特別展、家康ゆかりの品々が並んでいますが、戦国武将の品としてはなんともイメージしづらい一品が展示されています。
スペイン国王から家康公に贈られた洋時計
その2年後、スペイン国王フェリペ3世が家康にお礼として、この洋時計を贈りました。家康公が目指した平和外交を物語るエピソードです。
このエピソードを地元の女の子の目線で描いた絵本があります。
タイトルは「海のむこうからのおくりもの~おんじゅくものがたり~」。
洋時計にまつわる物語を描いた絵本
9日に福岡市早良区の百道浜小で行われた贈呈式では、久能山東照宮の落合偉洲(ひでくに)宮司(74)が「地元の海女さんたちが海に跳びこんで、裸で温めて救ったという話が伝わっています。家康公の命を大切にする教えを知っていただきたい」とあいさつ。
代表して絵本を受け取った百道浜小6年の図書委員長、大熊彩未さん(12)は「福岡市の学校に本を贈っていただきましてありがとうございました。私も実際に特別展を見に行き、洋時計を見て興味を持ちました」とお礼を伝えました。
落合宮司(右)から絵本を受け取った大熊さん
贈呈式で落合宮司は、「この瓶割りの彫刻は、中国・北宋の政治家、司馬温公が幼少の頃、水瓶に落ちた友人を助けるために、父親が大切にする瓶を石で割って助けたエピソードを表現したものです」と説明し、2つの絵本に込められた「命を大切にして欲しいという家康公の思い」を多くの子どもたちに知ってもらう機会になればと期待を寄せていました。
糸島市教育委員会にも絵本を寄贈

特別展「徳川家康と歴代将軍 ~国宝・久能山東照宮の名宝~」
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう