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「すぐに始められることが、こんなにたくさんあるんだ!」|HKT48下野由貴さんインタビュー

暮らし
HKT48のメンバーがSDGsにまつわる社会問題について学び、課題解決に向けて活動する特別企画「HKT48×RKBオンライン―HKT48と一緒に学ぶ、取り組む、考えるSDGs」。参加したメンバーのリアルな声をインタビューしました。

企画に参加していかがでしたか? 率直な感想をどうぞ。

他の番組でもこれまで何度か「SDGs」について勉強する機会がありました。今までは専門家に話を聞いたりクイズに答えたりする形式が多かったのですが、今回は自分たちで考えながら番組を作っていく珍しいスタイル。「すぐに始められることが、こんなにたくさんあるんだ!」というのが企画について聞いた時の正直な感想です。

「フードロス」の回に参加して、感じたことを教えてください。

普段、料理をまったくしないわけではないのですが、頻繁にはしていないので少し不安はありました。冷蔵庫の中にあった賞味期限切れの食材を見てみると、作ることになっている「カレー」には使わないものばかり。「うまく完成するのかな?」「食べて大丈夫かな?」と、本当はずっと不安でした(笑)。

できあがったカレーはおいしかった?

おいしかったですよ! ひと口食べると、「ああ、ちゃんとできあがってよかった」と、不安はすっかり吹き飛びました(笑)。収録後、私自身の生活も変わりました。食材の賞味期限が切れていても「これはまだ使えるかも」と考えるようになり、食材を無駄にすることが少なくなったんです。

企画を通して感じたことは?

食材をたい肥に変える「コンポスト」の大切さです。自宅にコンポストを置いておけば、「食べる」だけじゃない選択肢が増える。食材を捨てなくていいからゴミを減らせるし、たい肥に生まれ変わって再利用できる。すごくいいことですよね。

「ジェンダー」の回はいかがでしたか。

正直に言うと、緊張しました! ジェンダーについては、いろんな人がそれぞれの考えを持っています。そのなかで自分の意見を言うと、反対の意見を持つ人にどう思われるんだろうと考えていたので、「客観的に考えること」を大切にして収録に臨みました。

日常生活でジェンダーを感じた経験はありますか。

お正月、女性は台所にいるのに、男性はずっと座って飲んでいる場面です。「女の子なんだから手伝ってきなさい」と言われて「人手は足りてると思うよ」と返事すると、「そんなんじゃお嫁にいけないよ」って言われたこともあります。

私はずっと働いていたいし、結婚願望もない。だから「結婚」と「料理」は関係ないし、私がもし男性なら、若い頃から何度もそんなこと言われないんじゃないかとも思います。男性が「出世できないよ」と言われる状況と似ているかもしれませんね。

他のメンバーの意見を聞いてどう思いましたか?

私が思っていた以上に、みんながいろんなことを考えてるんだとわかりました。(豊永)阿紀ちゃんはジェンダーについて勉強していて詳しいことも知ってたけど、(渕上)舞ちゃんが話してた受験のことは「実体験でそんなことがあったんだ」とびっくりしました。私は7年間女子校だったので、自分にない視点を持ってるんだと感じました。

また、「ジェンダー」についての固まったイメージを持っている自分自身にも気がつきました。ストーリーを聞いて絵を描く企画で、自分が意識しないうちに登場人物の性別まで勝手にイメージしていたことに気づいてぞっとしました。差別や偏見を持っているという自覚は今までありませんでしたが、「気づかないうちに誰かを傷つけたことがあったかも」と身につまされる思いでした。

うまく伝えられなかった部分はありましたか。

「もっと勉強しなきゃ」と思いました。どんな問題があって、どういう解決方法があるのか、まだまだ知らないことが多い。女性だけが「良くなる」と言い続けても、状況はなかなか変わらない。ジェンダーによる差別がなくなれば、男性にもきっといいことがあるはずです。胸を張ってそうだと言えるよう勉強して、自分をアップデートしていきます。

今後実践したいことは?

「SDGs」と聞くと、地球規模の大きな話で「私にできることなんてないんじゃないか」と最初は思っていましたが、私たち一人ひとりに関係あるテーマだとわかりました。みんなが今すぐできることを実践していけば、もっとすてきな世の中になると思います。「捨てる前に一度考える」「発言する前にひと呼吸置く」「まわりの人とSDGsについて話してみる」など、簡単なことでいい。「行動」を意識して実践していきたいですね。

最後に、下野さんにとって「SDGs」とは? SDGs作文をお願いします!


S 自然のために
D 誰かのために
Gs 頑張ろう!

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