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ミャンマーから黄金のお釈迦様がやってきた!博多の商店街が異国情緒あふれるアジアマーケットに!!RKB海外戦略特派員の現地レポート番外編

「海外旅行に行きたくても行けない...」。そんな思いを抱えている人は少なくないと思います。そんな時だからこそ、少しでも「異国情緒」を感じることが出来るスポットを紹介します!

JR吉塚駅から徒歩5分。どこか懐かしく、あたたかい雰囲気に包まれた「吉塚市場」。終戦間もないころに誕生した歴史ある下町の商店街です。ここが今、福岡にいながら"アジア"を満喫できる場所として注目されています。その名も「吉塚市場 リトルアジアマーケット」。創業70年を迎えた2020年12月に、タイやミャンマーなどアジア6か国の料理店が並ぶ「マーケット」として生まれ変わりました。

市場の近くには、留学生が通う日本語学校もあり、この地区に多くの外国人が住んで いることから、「外国人にやさしい街づくり」「商店街の活性化」を目指してリニューアルされました。

2021年3月13日の土曜日。
商店街に集まったのは、ミャンマーなどの留学生や近くの住人らおよそ100人。
彼らのお目当てがこちら!

全長およそ2メートル、重さ400キロもあるこの煌びやかな仏像。福岡市の姉妹都市で、敬虔な仏教国として知られるミャンマーのヤンゴンからやってきた「黄金のお釈迦様」です。

午前10時、少し前まで降っていた雨がやみ、青空が広がりはじめると、近くのお寺に集まったミャンマー人の留学生たちが、僧侶らを先頭に市場の周辺を厳かに練り歩きました。雅楽の音色が響き渡るなか、日本人とミャンマー人の僧侶がゆっくりとゆっくりと歩を進めた後、市場内に建立された「吉塚御堂(みどう)」に到着。
引き続き執り行われた「開眼法要」では、僧侶が読経をあげるなか、参列者や市場の 関係者らが手を合わせ、「地域の活性化」を祈願しました。

アジア各国の雰囲気を一度に満喫できる「吉塚市場 リトルアジアマーケット」。
「開眼法要」が終わった後、記者も実際にぶらりと散歩してみました。カンボジアの クメール語や中国語の看板が並ぶなか、ひときわ異彩を放っているのが、140年の 歴史がある「銭湯」をリニューアルした飲食店。タイ料理(女湯)とミャンマー料理 (男湯)を楽しむことができる店で、味はもちろん本場の味! このほかにもベトナムの食料品や雑貨を扱う店や、中国、韓国の味を堪能することができる、まさに「リトルアジア」!

アジア色豊かな「マーケット」に建立された「御堂とお釈迦様」は、故郷を離れて 暮らすアジアの留学生たちの「心のよりどころ」にもなりそうです。この日、開眼法要の式典に駆けつけたネパール人留学生のタマン・ミナさん(21)も「仏教徒にとってすぐ近くに仏様がいると気持ちがとても落ち着きます。家族と離れていますが、とても安心できます」と話していました。

アジアを肌で感じることができる「吉塚市場 リトルアジアマーケット」には、 2021年3月現在で、タイ料理の「サワディカップ」、ミャンマー料理の 「チョウゼヤ」、ベトナム料理の「ミスサイゴン」、カンボジア料理の「シェムリアップ」のほか、韓国料理や中国点心の店などアジア6か国の料理店が並んでいて、福岡屈指のアジアスポットになること間違いなし。是非とも、ホームページなどをチェックしてみてください。

*各店舗の営業時間や休業日についてはお店のHPやSNSなどでご確認ください。
(RKB 海外戦略担当)

#ミャンマー #タイ #吉塚市場 #リトルアジアマーケット #RKBASIA
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