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杜子春 芥川龍之介 著 その②

暮らし

金持ちになったところで、杜子春の周りに集まってくる人間たちは結局、お金が目当て。金持ちの時だけは愛想もよいが、貧乏になった途端手のひらを返したように離れていく。

この繰り返しにほとほと嫌気がさした杜子春は、老人に「金は要らない。でも贅沢に飽きたわけではない。そこであなたのように仙術が使える仙人になりたい」と頼み込む。人間に愛想が尽きたという杜子春を、何やらにやにやしながら受け入れることにした老人。さっそく峨眉山で修業をすることになったのであった。

老人は杜子春に「どんな魔性が現れても決してしゃべらないこと」と念を押し、出かけた。

そして、その後一人でいる杜子春のもとに、次から次へと魔性が現れるのである・・・

10月9日放送 担当:田中みずき

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