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『進まぬ性教育』

2026年第5回 
制作: RKB毎日放送
ディレクター:大村由紀子

 

ベトナムから来た技能実習生が福岡で孤立出産した。妊娠したら帰国させられると思い、誰にも相談できなかったという。死産したこどもの遺体を遺棄したとして彼女は刑事罰に問われた。

 

支援活動に加わった日本語教師の高向有理さん(60)は、出産後まもない彼女が、病院ではなく警察署に留められている姿に衝撃を受け、さらなる悲劇を防ごうと、外国人向けのテキストを作成した。「妊娠・出産について自分で決める権利があること」をはじめ、実践的な知識を織り込んだ。

 

いま日本には多くの外国人女性が留学や就労のためにきている。高向さんは、その多くが妊娠出産が可能な年齢であるのに関わらず、こどもを産まない単身者がくることが前提になっているのが不自然だという。マタニティーハラスメントも横行している。

 

そして孤立出産は外国人だけでなく、日本人でも起きている。その背景から見えたのは、限定的にしか「性」を教えない日本の実情だった。
 

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