PageTopButton

寿司×フレンチ。レジェンド"ふたりの愛ランド"カレーが令和を賑わしていた‼︎

"あの『たつみ寿司』が能古島で欧風カレー店をオープン‼︎"
なかなかのパワーワードに、届いた調査依頼を3度見してしまったくらいです。
たつみ寿司というと、昭和55年の創業以来福岡をはじめ県外、そして海外まで多くのファンを獲得する老舗寿司店。そこが突然のカレー?しかも欧風⁉︎
湯水の如く湧き出る疑問をぐっと抑え、まずは一口。
...なんてリッチな味わいなんでしょう!
広がるバターの香り、生クリームのコク。タップリ入ったしめじの食感。
そしてベースとなる鶏ガラと牛骨のWスープが生み出す、えも言われぬ重厚感。この一皿が並々ならぬ情熱のもと丁寧に丁寧に作られている事が分かります。
間違いなく専門店顔負けの味。

でも、一流と言えどなぜ寿司屋にジャンル外の絶品カレーが出せるのか?
『やるからには邪道じゃだめ。私が惚れ込んだ田島の味じゃなきゃ。』
そう話すのはたつみ寿司松畠会長。ありとあらゆる本物の味を知り尽くしたレジェンドが認める"田島シェフ"のカレー。これが今回のキモだったんです。
昭和33年創業、佐賀の大人気老舗洋食レストラン『文雅』グループ。時代の波に飲まれ、過去一度だけ陥った経営不振を自身のオリジナルビーフカレーで見事救ってみせたのが、伝説のシェフ・田島一漱さんでした。

文雅を次世代に譲り、糸島で開業した自店舗・ワンスプーンにてこのキノコカレーが誕生。ここでも絶大な人気を博しましたが、数年後自身の引退にあたってレシピ消失の危機に。
『この味を絶やしてはいけない。無くなるくらいなら俺が継ぐ‼︎』
そこで名乗り出たのがかねてから田島シェフのファンだった松畠会長。御年81歳の大勝負でした。
提供はコース仕立て。
潮風と温暖な気候に育まれたみずみずしい能古島産野菜たちを香ばしいオリジナルドレッシングで頂けば、たちまち胃袋が鮮やかなクラウチングスタート。
風味豊かな塩辛や上品な生姜の甘酢漬け、天然の甘味と滑らかさに驚愕のカボチャスープと盛りだくさんです。

たつみ寿司だからこそ出来る仕事と田島シェフ珠玉のフレンチが融合、更に抜群のロケーション...まさにここでしか味わえないカレーランチコース!2,500円とランチとしては決して安くはないですが、そこには職人のこだわりがギュギュッと詰まっています。
輝く水面、潮の香り、対岸に見える福岡タワーやPayPayドーム...姪浜からわずか10分の船旅が誘う極上のスパイスジャーニー。
"たつみ寿司を支えてくれた皆様への恩返し"
松畠会長渾身のおもてなしカレーで、コロナ禍に疲弊した心が癒されちゃう事間違いなしですッッ

店舗情報

店名 能古島アイランドカレー
住所 福岡市西区能古島字丸山192-8
TEL 0928853137
営業時間 11:00~14:00 17:30~20:00
店休日 水、木
※新型コロナ感染拡大状況により変更の可能性あり。

ライタープロフィール:たける(スパイス香辛料ソムリエ)
Instagram:@take_yan78 年間1000皿以上のカレーを食べ歩くカレータレント。自らも店を開くほどカレーの虜になっている。
RKBテレビまちプリ 10:25~11:30放送(月・水・木・金曜 担当)
※ カレー探偵は木曜日放送
住みたいまちランキングで上位にランクインする「福岡」そんな「まち」の魅力を視聴者と共に感じていくワイド番組。福岡という「まち」を感じ、「まち」に感謝する普段暮らしていたら見逃しがちな「これって面白い!」「これって素敵!」なものをお届け!最新のニュースにホークス情報も個性あふれるコメンテーターと共に福岡をもっと好きになる1時間!

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう