先月紹介した「2026年夏、絶対食べるべき福岡の冷やしラーメン5選」に続く、福岡県下のおすすめ夏麺の第2弾。今回は、まだまだ残暑が続くこれからも楽しんでほしい「夏こそ食べたい福岡の“辛いラーメン”5選」を紹介します。ひんやりとクールダウンできる冷製ラーメン、そしてヒ~ハ~! デトックスできる辛シビなラーメンを気分で食べ分けながら、暑すぎる夏を乗り切ってください。
以下、僕的プッシュの辛いラーメンは、今夏の新作と定番人気のメニューを織り交ぜた5杯を選出しています。
伊吹いりこ醤油らぁ麺の名店“史上初”の超辛ラーメン|「麺屋 おおやま」(春日市) 阿修羅(1,000円)
ブルーを基調としたビーチカフェのような店で「伊吹いりこ醤油らぁ麺」や「春日中華そば」「瀬戸の塩らぁめん」などが楽しめる「麺屋おおやま」。どちらかというと“優しい出汁感がたゆたう”ラーメンのイメージをもっていただけに、8月8日に登場した“突き抜けた辛さ”の激辛ラーメンには驚かされました。メニュー名もいかにも辛そうな「阿修羅」。
「お客様の要望も多かったので初めて激辛ラーメンを開発しました。どうせ作るならインパクト大の“超辛”に仕上げようと、さまざまな辛味を加えています。なかでも僕の故郷である香川県の激辛調味料『鬼びっくり』がポイントですね」と大山さん。豚の挽き肉やニラが浮かぶ、いわゆる「台湾ラーメン」ライクな一杯で、辛さ控えめ「童子」、1辛「仁王」、2辛「明王」、3辛「阿修羅」と4段階からチョイスできます。僕は1辛でオーダーしましたが、ひゃ~、辛い。けれど、汗を吹き出しながらレンゲで飲む魚介ベースの甘辛い赤色スープ、そして穴開きレンゲですくう旨味ジュワリの台湾ミンチが最高ですね。「製麺屋慶史」謹製の麺にも唐辛子が絡んで辛うまっ! ただ、1辛でも僕的には超辛に感じたので3辛はとんでもないんだと思います。オーダーは自己責任でどうぞ。
【麺屋 おおやま】福岡県春日市昇町5-139/11:00~14:45、18:00~20:00/不定休Instagram @menya_ooyama.kasuga
毎夏楽しみにしているファン多数。ピリ辛&スパイシーな創作豚骨ラーメン|「博多ラーメン ろくでなし 福津本店」毛沢東豚骨(960円)
4月に「ラーメンスタジアム」にも加わった豚骨ラーメンの実力派「ろくでなし」。「福津本店」では遊び心のあるシーズナルラーメンもファンを魅了しています。そして今夏も風物詩的にお目見えしたのが「毛沢東豚骨」。これは、東京発祥の毛沢東スペアリブの調味料である毛沢東スパイスやチップスをラーメンに取り入れたもの。麺メニューとしては「FREE-MEN」(筑紫野市)の限定麺を起点に、親交のあるココ「ろくでなし」をはじめ、「煮干しのビリー」「博多文福」も同系の創作麺をそれぞれの個性を添えて出しています。
スパイシー&クリスピーなオニオンチップや花椒が入り、ラー油やマー油も浮かぶ豚骨スープベースの「毛沢東豚骨」は、見た目ほどは辛くなく(あくまで個人の感想です)、アジアの風が吹くようなおもしろい味わい。各種有料トッピングやデフォの中太麺からの替え玉(細麺)も楽しめます。
店の一角にある無料の「激辛高菜」も入れてみると辛味が一気にアップしました。ポップにもあるようにこの高菜はかなりの辛さなので要注意です。よそった高菜は残さないように、少しずつ試してみてください。
【博多ラーメン ろくでなし 福津本店】福岡県福津市中央4-22-30/11:00~24:00、金・土曜~翌2:00/無休(年末年始のみ休みあり) Instagram @rokudenashi_fr
“ボルト”で辛味をブーストさせる、グツグツ石鍋仕立てのチゲそば|「元祖チゲそば専門店 でんじゃま」(福岡市社領)チゲそば(1,300円)
こちらは夏限定ではなく定番人気の看板メニューですが、「でんじゃま」の「チゲそば」は、汗をかいた日のスタミナチャージで無性に食べたくなる逸品です。
「チゲそば」とは、通称“シロちゃん”(国産牛ホルモン)、ラーメン用の中華麺、ニラ、キムチ、卵などを特製の「でんじゃま味噌」と共に石鍋でグツグツしたもの。大阪出身で、焼肉店、精肉店でも腕を磨いてきた店主・山﨑翔さんが作り込んだこの創作麺は2022年に福岡市社領で登場以来、爆発的な人気を誇っています。
九州産のブレンド味噌、魚醤、ニンニク、ゴマ油などで作る芳醇な「でんじゃま味噌」がクセになる味わいで、セットで付く白飯にも合いまくり。この旨さに惚れ込んだ、他ジャンルのラーメン店主もたくさんいます。翔さんはこれまでさまざまなコラボラーメンイベントのラブコールを受け、でんじゃま味噌を提供してきました。
デフォルトは比較的優しい辛さですが有料トッピングのオリジナル薬味「ボルト」でグングン辛味を上げることも可能。僕自身、福岡のラーメン業界に一石を投じた発明品だと思っている「チゲそば」。絶対に食べた方がいい!と胸を張って言えます。
【元祖チゲそば専門店 でんじゃま】福岡市東区社領2-20-8/11:00~14:30、18:00~21:00、火曜11:00~14:30/水曜休 Instagram @denjama_2022_420
味噌ラーメンでも刺激が欲しい方はコチラへ|「みそラーメン専門店 みつぐ」「辛みそラーメン」(1,100円)
福岡絶品の辛いラーメン、4杯目は8月1日で開業1周年を迎えた「みそラーメン専門店 みつぐ」の「辛みそラーメン」です。鶏白湯ベースのまろやかなボディ、九州産の甘味噌主体のオリジナル味噌を鍋で煮絡めたインパクトのあるスープが同店の持ち味で、辛みそver.もむちゃくちゃうまい。上写真のように表面は自家製ラー油をグルリとかけたマーブル柄。ショウガもふわりと香る“なみなみ辛味噌スープ”が最高なんです。「博多製麺処」謹製の縮れ麺ともねっとりと絡んでおいしいですね。そして僕の舌では、ヒーヒーなるかなりの辛さでした。
「『辛みそラーメン』(1,100円)に加え、さらに辛い『激辛みそラーメン』(1,300円)も今春メニューに加えました」とミツグさん(上写真)。「辛みそ」でも鮮烈な辛さに感じましたがさらに辛いとは。聞けば、「辛みそ」は仕上げのみ辛味をかけている一方で、「激辛」はプラスしてスープ自体に各種辛味を溶かし込んでいるとのこと。想像するだけで汗が吹き出してきますが、すでにどハマリしている常連もたくさんいて、皆がスープまで飲み干すとのことです。まずは「辛みそ」からがおすすめ。コーンやバターも追加トッピングして楽しんでみてください。
【みそラーメン専門店 みつぐ】福岡県糟屋郡志免町志免中央3-1-20/11:00~16:00/火曜休 Instagram @mitsugukun
北九州から世界へ飛び出す王者の夏麺はやっぱりすごかった|「石田一龍 本店」ブラックスーパーロースチャーシュー麺(1,700円)
トリの5杯目を飾るのは、本記事のサムネイル写真でも度肝を抜く「ブラックスーパーロースチャーシュー麺」。北九州ラーメン業界の王者であり、昨今は台湾でも大旋風を起こしている「石田一龍」の本店限定の夏メニューです。
いやはや、ど迫力。ラーメンスペックを紹介すると、スープのベースは石田一龍といえばの「濃厚」「屋台」のどちらかが選べ、黒マー油もイン。具材は、ビロ~ンとはみ出しまくった大判の豚肩ロースチャーシューが丼の縁をグルリ。他、煮玉子、キクラゲ、ネギ、海苔などが脇を固めます。そして、大量に降り掛かっているのが、自家調合のレッドペッパー。
豚骨のコク、マー油の香ばしさ、レッドペッパーの辛味が渾然一体となるガッツリ系ラーメン。石田一龍のラーメンは豚バラチャーシューが主ですが、この限定メニューのために新たに豚肩ロースチャーシューを仕込んでいること。また、あくまで僕の舌の感じ方ですが見た目よりは辛くなく楽しめることが特記事項です。
チャーシューがとにかく大判で量も多いので白飯を一緒に頼み、肉でご飯を巻いて食べたり、ミニチャーシュー丼を自作するのもおすすめですね。
【石田一龍 本店】福岡県北九州市小倉南区下石田1-4-1/10:00~22:00/無休 Instagram @ichiryu_honten
2026年「夏こそ食べたい福岡の“辛いラーメン”5選」を紹介してきました。「麺屋おおやま」「博多ラーメンろくでなし 福津本店」「石田一龍 本店」のメニューは夏季限定、売切れ次第終了となるので公式Instagramをチェックして訪れてください。まだまだ暑い日が続きますが素敵なラーメンライフを!
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