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しあわせ探究中

「お仕事は何?」そう聞かれたらちょっと困ってしまいます。
だって、農業、移動販売、ドライ野菜作りに鯛焼き屋まで・・・。

片山侑夏(ゆうか)さん(30)と藤本光海(ひろみ)さん(31)は自然豊かな南島原に惹かれてやってきた移住者。ミュージシャンではありませんが、2人の名前から一文字ずつとり、「夏の光」というコンビ名で活動しています。海外暮らしを経験し、農業の大切さを知ったふたりは沖縄の研修で意気投合。出会いの糸に導かれ、誘われたことは断らないのがポリシーなので気が付けばいくつもの仕事を掛け持ち中です。
本当に極めたいのは農業ですが、今はまだ始めたばかり。でもとにかく毎日走り続けています。

ドライ野菜を作るのは島原半島の野菜に無駄にしたくないから。そのドライ野菜の材料は、鯛焼き屋に農家の方がもって来る規格外の野菜。若い人に野菜の魅力を知って欲しくて作っている廃棄野菜のアクセサリー。自分たちの野菜を少しでも食べてほしくて始めた移動販売は買い物難民の方に喜ばれています。バラバラなようで繋がっている。二人を見ていると、こんな生き方もありかなあと思ってしまいます。

夏の光、時にぶつかりながらも、ただいま、しあわせ探究中です。

(製作:NBC長崎放送 / 宮路 りか)

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