図書館を陰ながら支えている“棚”。そんな棚業界をリードしている企業が熊本にある。 金剛㈱だ。
金剛は1974年世界初の丸ハンドル式の移動棚を発売。
それまで移動棚といえば電動式や手押し式のものしかなかったがこのハンドル式によって女性でも簡単に動かせるようになり大ヒットとなった。 金剛は業界内でいち早く移動棚自体に免震性があることに着目する。床が激しく揺れても移動棚の車輪がエネルギーを吸収するのだ。 阪神淡路大震災発生の2年前の1993年、業界で初めて移動棚の免震装置を発売。阪神淡路大震災、東日本大震災でその免震力を発揮した。
そして4月、「熊本地震」が発生。金剛の棚は免震力を発揮できたのか。 金剛の保管技術が生かされるのは図書館だけでない。九州国立博物館では博物館の心臓部ともいえる「収蔵庫」の内装を手がけ、 調湿性において美術品の保護に寄与している。 金剛は海外進出も果たしており今年4月、台湾に同社初の海外拠点を置き現地スタッフ1人を採用した。
免震性、調湿性などで世界の図書館の安全に取り組む金剛に密着した。
金剛は1974年世界初の丸ハンドル式の移動棚を発売。
それまで移動棚といえば電動式や手押し式のものしかなかったがこのハンドル式によって女性でも簡単に動かせるようになり大ヒットとなった。 金剛は業界内でいち早く移動棚自体に免震性があることに着目する。床が激しく揺れても移動棚の車輪がエネルギーを吸収するのだ。 阪神淡路大震災発生の2年前の1993年、業界で初めて移動棚の免震装置を発売。阪神淡路大震災、東日本大震災でその免震力を発揮した。
そして4月、「熊本地震」が発生。金剛の棚は免震力を発揮できたのか。 金剛の保管技術が生かされるのは図書館だけでない。九州国立博物館では博物館の心臓部ともいえる「収蔵庫」の内装を手がけ、 調湿性において美術品の保護に寄与している。 金剛は海外進出も果たしており今年4月、台湾に同社初の海外拠点を置き現地スタッフ1人を採用した。
免震性、調湿性などで世界の図書館の安全に取り組む金剛に密着した。
<取材先データ>
会社名:金剛株式会社
担当者:営業本部
住所:〒860-8508 熊本市西区上熊本3丁目8-1
電話:096-355-8855
HP:https://www.kongo-corp.co.jp/index.html
会社名:金剛株式会社
担当者:営業本部
住所:〒860-8508 熊本市西区上熊本3丁目8-1
電話:096-355-8855
HP:https://www.kongo-corp.co.jp/index.html
取材後記
今回の取材は台湾からスタート。今年の2月6日に発生した台湾南部地震で金剛の移動棚が地震から本を守ったという取材を終え、台北から福岡空港に着陸した直後に一回目の熊本地震(4月14日午後9時26分)が発生しました。カメラマンと急いで帰熊し、そのまま被災地取材へ。
取材を終え帰宅した後、一回目を上回る大地震(4月16日午前1時25分)が発生しました。 「まさか」九州に大地震が起きるなんて…「まさか」地震に強い棚の取材をしていて大地震が起きるなんて…「まさか」二回目が起きるなんて…。今回の被災体験、取材を通じて痛感したのは「まさか」なんて本当に当てにならないという事です。 金剛は阪神淡路大震災発生前から業界内でいち早く免震対策に取り組んできて今なおその技術を磨いています。「まさか」とずっと向き合ってきた企業です。地震発生後、金剛には被災対応で忙しい中取材対応頂きました。放送で見せたくない映像もあったはずです。ご協力ありがとうございました。少しでも金剛の「まさか」との向き合いの深さが番組で表現できていたら幸いです。
この文章を書いている今、「まさか」三回目がくるなんてありえないと心のどこかで思ってしまっています。もちろん地震なんて、いつでもどこでも起きて欲しくないものです。しかし心のどこかにあるその「まさか」を小さくすることが大切なのだと思います。
取材を終え帰宅した後、一回目を上回る大地震(4月16日午前1時25分)が発生しました。 「まさか」九州に大地震が起きるなんて…「まさか」地震に強い棚の取材をしていて大地震が起きるなんて…「まさか」二回目が起きるなんて…。今回の被災体験、取材を通じて痛感したのは「まさか」なんて本当に当てにならないという事です。 金剛は阪神淡路大震災発生前から業界内でいち早く免震対策に取り組んできて今なおその技術を磨いています。「まさか」とずっと向き合ってきた企業です。地震発生後、金剛には被災対応で忙しい中取材対応頂きました。放送で見せたくない映像もあったはずです。ご協力ありがとうございました。少しでも金剛の「まさか」との向き合いの深さが番組で表現できていたら幸いです。
この文章を書いている今、「まさか」三回目がくるなんてありえないと心のどこかで思ってしまっています。もちろん地震なんて、いつでもどこでも起きて欲しくないものです。しかし心のどこかにあるその「まさか」を小さくすることが大切なのだと思います。
担当:RKK熊本放送 安武 竜彦
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