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パッケージで魅せたい!

食品をより魅力的に見せるパッケージは、特に店頭販売において商品を手にとってもらうための大事な要素。売り上げに直結する大事な役割を担っている。
福岡県久留米市にある株式会社丸信は、このパッケージを作る会社。贈答用乾燥シイタケを詰める木箱を手掛けていたのがその始まりで、現在では食品のラベルやシール、パッケージのデザインから作成まで様々な包装資材を手掛けている。
丸信が重視するのは、それぞれの食品メーカーの商品にかける思い。こだわりを丁寧に聞き取りながら、より販売に貢献できるパッケージデザインにこだわっている。そのデザイン力、印刷技術には定評があり、コンクールで世界一に輝いたこともある。 現在ではパッケージ作りにとどまらず、通販や人材派遣などにビジネスの枠を広げている。その根っこにあるのは「お客様のお困りごとを解決する」という会社の理念。今社会の変化によってさまざまな問題が生まれる中、食品メーカーをトータルでサポートしている。

そんな丸信の技術とこだわりに迫る。

取材先:株式会社丸信
住所:福岡県久留米市山川市ノ上町7-20
HP:https://www.maru-sin.co.jp/

取材後記

九州もかなり奥まったとある田舎に帰省するたび、帰路のお土産に困っていました。と言うのも、土産物売り場に並ぶ商品のパッケージがいささかダサ……素朴で、「コレもらって嬉しいかしらん?」と、手が伸びなかったからです。ところが最近帰省したらお土産物がなんだかあか抜けている。こりゃあ世界遺産効果!? 逆にうっかり買いすぎました。パッケージ、恐るべし。
「丸信のパッケージの理想はなんですか?」との問いに、平木社長はこうお答えになりました。「いかに適切に商品の価値をお伝えするか。過度に間違った方向にアナウンスするのは良くないと思っているんですよ」商品の魅力はきちっと正確に伝え、実態に合わない過剰な表現はしない。作り手の思いに応え、買い手にも誠実である、そんなパッケージ。 通販全盛の今、「パケ買い」は当たり前となっています。モノを買うってとても楽しくてワクワクする行為。その大きな部分をパッケージは担っています。商品を手に取った時のワクワク感に商品自体がこたえてくれれば、それは本当に嬉しい体験です。 作り手の期待をちょっと超え、消費者の喜びを膨らませる、そんな難しいさじ加減を追求しているパッケージ。今度からは意識して、より丁寧に開けようと思ったのでした。

(RKB毎日放送/里山 千恵美)

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