海洋レジャーでの“風の怖さ”記者が実体験 海上保安部が「SUP」安全講習会
海のさまざまなレジャーを楽しむ人が増える時期を前に、事故を防ぐ正しい知識を実体験しながら学んでもらおうという講習会が開かれました。
報道記者が参加
福津市の海岸で開かれた講習会に参加したのは、報道機関の記者たち。福岡海上保安部がマリンアクティビティの楽しさとともに、事故を防ぐ正しい知識を広めようと企画しました。体験したのはボードの上に立ってパドルで漕ぐ、SUP(サップ)=スタンドアップパドルボーディングです。まず、何も教わらずにやってみると…
RKB若松康志「全然バランスがとれません」
いったん陸に戻り、指導員の講習を受けます。下半身を意識しながらパドルを操り、まっすぐ前を見て、力を抜いて漕ぐことがポイントだそうです。約1時間後、ひざをついた状態ながら、行きたい方向に漕ぐことはできるようになりました。
SUPの事故64件
一方、水中でのスポーツ経験がある別の記者は…ここで注意が必要なのは海面に吹く風です。
RKB土橋奏太「立つとその分、風の当たる面積が広くなるので、ものすごい力で飛ばされました、危険ですね」
海上保安庁によると、SUPをしていて風で沖に流され戻れなくなる事故が、去年は全国で64件起きています。
福岡海上保安部 高橋謙慈課長「海に出られる際は、気象海象模様を充分に注意して確認していただき、危ない風が強いと思ったら無理をせず諦める勇気をもって、海の方で遊んでいただけたらと思います」
SUPのほかに、大型の浮き輪も風に流されやすいということです。海上保安部は、子供などから目を離さないよう注意しながら楽しんでほしいと呼びかけています。
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう