コロナ禍が一つのきっかけとなり、夜営業の飲食店の閉店時間が早まり、逆に店によっては開店時間を早めるところが増えています。もちろん昼酒ニーズはコロナ禍前からあり、一部の飲食店が仕込みをしつつ店を開け、ちょっとゆるい感じで昼酒を推奨してきました。ただ、それらはあくまでもお酒メインの業態が多く、酒とつまみといったメニューの構成のところがほとんどでした。
考えてみれば昔はラーメン店やうどん店といったところは通しでやってるところも多かったのですが、昨今はそのような業態も昼と夜の間にお休みを設けたり、昼だけしかやっていないという店も増えています。
そういう食事系の店でいうと、焼肉や焼鳥はどうでしょう。どちらも肉を食べさせる業態でありますが、商業施設やロードサイドを除くと、焼肉は繁華街にはちらほらあるにしても焼鳥ってあまり目にしません。なぜでしょうね。焼鳥といえば、焼肉同様、大人から子供までみんな大好きで、店舗数でいえば決して焼肉に引けは取らないほどたくさんの店がしのぎを削っています。それなのに、ほとんどの焼鳥店は夜だけの営業なんです。なかにはランチをやってる店もあるのですが、意外にも焼鳥ランチというのはとても少ないように思います。もしかして焼肉に比べてごはんに合うというイメージがないからでしょうか。しかし、西中洲の老舗焼鳥店「藤よし」は、今のようにインバウンド客が多くはなかった時代から、昼の焼鳥丼が名物でしたし、焼鳥定食というメニューもありました。しかし今は16時からと他の焼鳥店よりは少し早めに開けはするものの夜営業のみになっています。
八兵衛RPM六本松店 豚バラとつくね
ところがここ数年、昼から夜まで通しで営業する焼鳥店がいくつか目につくようになりました。1軒は「鳥貴族」グループ「エターナルホスピタリティグループ」と協業したことで話題になった「八兵衛」系列の「焼とりの八兵衛RPM 福岡六本松店」。そしてもう1軒は大名の超近隣に4店舗構える「大名 へて」の「壱号館」「弐号店」です。平日は「壱号館」が、土日は「弐号店」(同じビルです)が13時から通し営業をしています。
さらにもう1軒は高宮通り沿い、薬院の「ゆるり」です。ここはずっと前はなんと24時間営業だったんですよね。ただ、当時は焼鳥屋というよりは居酒屋でした。今の場所で焼鳥屋として始めてからは、ぼくが知る限り夜しかやってなかったのですが、2024年から昼営業を始めたようです。
焼とりの八兵衛 @yakitori_hachibei
大名へて @daimyo_hete
薬院ゆるり @yururi_920
薬院ゆるり 四つ身、豚バラ、レタス巻き
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