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アサリ「大きくなるばい!」浅瀬で生まれた稚貝を沖合へ“移植”漁獲量アップへ

漁獲量の減少が深刻な有明海のアサリを復活させようと、浅瀬で生まれた稚貝を、雨の影響を受けにくい沖合に移す作業が行われました。

大雨で泥がたまり育ちにくくなっていた

有明海の矢部川河口付近では28日朝、100人以上の漁業者が集まり、浅瀬に発生したアサリの稚貝を金属製の漁具で集め取りました。河口付近では、大雨で川から流れ込んだ泥がたまり、アサリが育ちにくくなっていましたが、福岡県が砂を入れて環境を改善したところ、稚貝が大量発生するようになりました。

今秋に初水揚げ「福岡有明あさり」で販売

漁業者らは、雨水の影響を受けにくくアサリが成長しやすい沖合の漁場へ移動し、稚貝を船から放流しました。
 


アサリ漁師「水温の高いから大きくなるばい。雨の降らんとよかばってんね」

約10年続けてきたこの取り組みで成長したアサリが、今年の秋に初めて水揚げされる予定で「福岡有明あさり」のブランド名で販売されます。

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