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椿の島のクラフトジン

「それはまだ、流行ってない!」はずだったジン。
しかし実は今、かつてないジンブームが到来しているのをご存知だろうか?
そんな中、長崎県五島列島に昨年できたのが、「五島つばき蒸溜所」
門田クニヒコさん(52)、鬼頭英明さん(59)、小元俊祐さん(58)の3人が、長年勤務したキリンビールを辞めて立ち上げた、ジン専門の蒸溜所だ。

元来、ジンは作られる土地を表現するお酒。
「その土地の風土に根差した究極のお酒を造りたい」との思いを胸に全国の中から蒸溜の場に選んだのは、潜伏キリシタンゆかりの祈りの島・五島列島半泊地区。
5世帯しかない限界集落だが、そこには彼らが目指すすべてが詰まっていた。
裏山から湧き出る“超”がつくほどの軟水と出会い、五島に自生する椿をキーボタニカルに酒造りのプロが、驚きの製法で作る、手間と時間をかけたクラフトジン、それが「五島つばき蒸溜所」の「GOTOGIN(ゴトジン)」だ。
17種類ものボタニカルを使うそのジンを、「アロマの数だけ絵具を持つ、印象派の絵画のようなハーモニー」と、彼らは表現する。
開業して間もないながら、反応は上々。
いずれはジンの本場・ヨーロッパに打って出たいと、3人の夢は尽きない。

会社名:五島つばき蒸溜所
担当者:門田クニヒコ代表  
住所:長崎県五島市土岐町1223-5
HP:https://gotogin.jp

・GOTOGIN 500ml 5,500円
・GOTOGIN 空よ雲よシリーズ    500ml
               年6回、会員限定の定期コース 毎月定額 5,000円(一口)
               *詳細はHPを(HPにオンラインショップあり)

取材後記

「キリンビールを辞めた3人が、五島に移住して、クラフトジンの蒸溜所を作る!」
知人から3人の話を聞いた時は、なぜ辞めた?なぜ五島?移住?家族は?なぜジン?と、?だらけに。
とは言え、まずは日本全国から、縁もゆかりもない五島をよくぞ選んでくれました!と嬉しくなり、更に起業する思いの強さと熱さを知り、応援したい!と思ったのがきっかけでした。
私も前職はキリンビール。その御縁もあり、これは番組にせねば!と。

商品に力があれば、たった3人の離島の蒸溜所からでも、市場に打って出られる。
そんなビジネスモデルとしても、魅力を感じます。
GOTOGINは是非、ロックか、ソーダ割りで!
 

(NBC長崎放送 平井 亜子)

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