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夏休みの宿題「駆け込み寺」は駄菓子屋さん 高校生のお兄さんお姉さんが先生に

夏休みも、もう終わりに近づきました。しかし、宿題が終わっていない小学生も多いのでは……。困った小学生たちが集まる場所が、北九州市にあります。

駄菓子屋は「人をつなげていく役割を持つ」

いぬまる商店で高校生が勉強を教えるようになったのは、2021年12月。店主の犬丸優子さんと北九州市立高校の生徒が協力して始まりました。

 

いぬまる商店 犬丸優子さん「“地域の人をつなげていく役割を持つ駄菓子屋”をやりたかったので、理想としていた形になっていく感じ。すごくいい取り組み」

「高校生が地域貢献できるのはすごくいい」

2021年に始まって以降、高校の後輩たちがあとを引き継ぎ、子供たちに勉強を教えています。

 

高校生「将来の夢が“小学校の先生”。『小学生と関わる機会が増やせたらいいな』と思ったので、このボランティアに参加しました。最初は『わからない』と言っているのに『分かった』と言って勉強している姿がかわいいので、やりがいはあります。『一緒に楽しんでクラスを作っていける先生』になりたいです」

 

北九州市立高校 秋好望美先生「地域社会の一員として、高校生ながらも大人の仲間入りをして、ボランティアで地域貢献ができるのはすごくいいこと」

「子供たちの成長を見守れる場所を」

今では、勉強をするだけではなく「子供たちの居場所の一つにもなっている」と店主の犬丸さんは話します。

 

いぬまる商店 犬丸優子さん「地域の子供たちのことを考えて、自分たちのやれる範囲内で子供たちの成長を見守れるような場所作りを、各地域で進めると子供たちも救われると思うんですね」

夏休みの最後まで「終わっていない」が半数

株式会社ランクアップ(東京都中央区銀座)が、子育て経験のある全国の男女417人に実施したアンケートの結果は、以下の通りです。

 

【夏休みの宿題の進行具合】
「早めに終わる」16.9%
「計画通りに取り組む」32.8%
「ギリギリまで終わっていない」50.3%

 

【最後まで残りがちな宿題】
1位 読書感想文
2位 自由研究
3位 絵日記

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